![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/73146896/rectangle_large_type_2_5d7331f0b8bed2e957675b4608aae365.jpeg?width=800)
車で中国四国地方に行った話【1/5】
〇前置き
もう数年前になるが、大学卒業を間近に控えていた私は"卒業旅行に行きたいな”と考えていた。
過去先輩たちからは、"まとまった時間の取れる最後のチャンスだ!"ということで海外旅行に行ったという話をよく聞いていた。
一方私は"そんな金は無い!"と一瞬で海外旅行は諦めた。現実的に引っ越し代や4月に必要な新生活費用を考慮すると本当に金が無かったのだ。代わりに時間と車はあったので"一人で中国四国地方にでも行ってみるか"という発想に至った。
ちなみに修論を書き終える前の話である。
※スライド発表は終えて単位は出ていたので問題はなかった。
中国四国地方に行くにあたって、行きたいスポットをつなぎ合わせてルートを作成した。以下のような延べ5日間の一人旅である。
※この記事を書くにあたってgoogle mapを見直してみたが、当時立ち寄ることのできなかったスポットも数多くあった。
"なぜここに行かなかった!"的なご意見もあるかと思うがご容赦いただきたい。
〇熊本市から大分へ
自分で決めたことなのだが、昼食を松山市で食べようとしたため夜中の3時に熊本市内のアパートを出発するハメになった。
車を走らせること3時間、阿蘇をスルーして朝6時に大分県の佐賀関港に到着した。この時点でだいぶ狂った計画だ。
![](https://assets.st-note.com/img/1645932705868-bnYRvPrDlj.jpg?width=800)
ここから朝7時発のフェリーに乗って愛媛の三崎港に着いた。
![](https://assets.st-note.com/img/1645933246803-p2PASx3qIr.jpg?width=800)
〇佐田岬半島から松山市へ
この時人生で初めて四国の地を踏んだ。ここからさらに2時間かけて松山市へ向かう。
![](https://assets.st-note.com/img/1645934167977-soTVisrWJD.jpg?width=800)
松山市に向かう道中、みかんアイスを食べた。
さすが柑橘王国・愛媛である。種類が豊富だ。
![](https://assets.st-note.com/img/1645934284169-SqSpoYnfEQ.jpg?width=800)
〇松山城周辺
松山市に到着した後は愛媛名物鯛めしを食べた。
鯛めしというのはどうやら松山方面の炊き込みタイプと宇和島方面の生タイプがあるようだったが、丸水さんは生タイプだった。じゃこ天も付いていて嬉しい。
![](https://assets.st-note.com/img/1645935888706-URNK0v2vUL.jpg?width=800)
腹ごしらえを済ませた後は松山城に向かった。
松山城はもちろん立派で圧倒されたが、松山城に向かう道が綺麗に整備されていて観光に力を入れている様子もうかがえた。
![](https://assets.st-note.com/img/1645936521331-UJN83ttRmI.jpg?width=800)
![](https://assets.st-note.com/img/1645936875647-yQHiTmedYt.jpg?width=800)
![](https://assets.st-note.com/img/1645937003314-V5S89VYaDf.jpg?width=800)
松山城の近くには萬翠荘(ばんすいそう)という洋館もあった。
大正11年に松山藩主の子孫が建てさせたフランス風の別荘らしい。
個人的な趣味ですが、こういう洋館ってたまらんですね。
![](https://assets.st-note.com/img/1645937133945-rtDB2W4tZN.jpg?width=800)
![](https://assets.st-note.com/img/1645937532748-ThAPalnlyR.jpg?width=800)
通りすがりに愛媛県庁もあり、いい雰囲気だと思ったので写真を撮った。
後から知ったが上の萬翠荘と同じく木子七郎という方が設計したらしい。
![](https://assets.st-note.com/img/1645938585368-tGN1uhMKZe.jpg?width=800)
〇道後温泉周辺
ここから本旅の主目的の一つである道後温泉に向かった。
松山城周辺から車で10分程度で道後温泉周辺に到着した。
歩いていると格式高そうな神社があったのでお参りしておいた。
伊佐爾波(いさにわ)神社といい、平安時代中期からあるそうだ。
![](https://assets.st-note.com/img/1645939422574-qUMgewpamj.jpg?width=800)
道後温泉駅前には先ほど愛媛県庁前で見かけたSL風路面電車が停まっていた。
![](https://assets.st-note.com/img/1645939861300-kxdChXP6YW.jpg?width=800)
近くには夏目漱石の『坊ちゃん』の登場人物の人形もあった。
![](https://assets.st-note.com/img/1645940158045-aki48uwdql.jpg?width=800)
さていよいよお待ちかねの道後温泉である。建物の趣はもちろん、浴室内の石造りもよかった。湯の温度はかなり熱めだったためゆっくりは入っていられなかった。
※改修工事に入る前のタイミングです。
![](https://assets.st-note.com/img/1645941917775-pF7YMPXxfn.jpg?width=800)
![](https://assets.st-note.com/img/1645941966353-JilHlpHf4L.jpg?width=800)
〇宿で休む+おまけ
観光を終えて宿に向かう道中、四国八十八か所のお寺に一つぐらい詣でておくかと思い、繁多寺に立ち寄った。
![](https://assets.st-note.com/img/1645942329089-nglljhGJvx.jpg?width=800)
この日は松山市街地から少し離れたくつろぎの宿 樹楽さんに泊まった。
ショッピングモールやホームセンターに隣接しており、日帰り湯としても賑わっていた。
だが、おまけのような宿ではなく清潔感のあるとても良いお宿だった。
大浴場には非常に広々とした露天風呂があり、初日からハードだった運転の疲れを癒すことができた。
当時はまだサウナにはまっていなかったが今確認するとオートロウリュもあったようだ。サウナに入っていたらさらに爆睡していただろう。
風呂も入ったことだし2日目の予定を確認しながら寝ようとしていたところ、かなりまずいことに気が付いた。
2日目は鳥取の湖上に浮かぶ露天風呂が名物のお宿・望湖楼さんに宿泊する予定だったのだが、ネットの予約情報を見ると日付を1か月間違えていた。
慌てて明日の空室を確認したが、時すでに遅く満室だった。仕方ないので、空きのあった米子市のビジネスホテルを予約した。
宿の予約ミスがあり少し落ち込んだが、松山旅行はかなり満足度が高く、チャンスがあればもう一度行きたいと思うほどだった。
1日目終わり
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?