偏愛インド映画①『PK』素面のよっぱらいに乾杯!

突然ですが私、インド映画がとても好きでして・・。
ちょっとずつここでもご紹介していこうと思います。

一番最初はやはり!去年公開された映画『PK』について!
PKとは「よっぱらい)の意味で、この映画は日本でもヒットした「きっと、うまくいく」(2009年公開)と同じ監督と主演者です。

話の概要を以下公式サイトから抜粋すると・・・
http://pk-movie.jp/

 留学先で悲しい失恋を経験し、今は母国インドでテレビレポーターをするジャグーは、ある日地下鉄で黄色いヘルメットを被り、大きなラジカセを持ち、あらゆる宗教の飾りをつけてチラシを配る奇妙な男を見かける。チラシには「神さまが行方不明」の文字。
ネタになると踏んだジャグーは、”PK”と呼ばれるその男を取材することに。

「この男はいったい何者?なぜ神様を捜しているの?」

しかし、彼女がPKから聞いた話は、にわかには信じられないものだった―。驚くほど世間の常識が一切通用しないPKの純粋な問いかけは、やがて大きな論争を巻き起こし始める―。

という感じです。

・・「神様を探す男」・・・?えっとちょっと意味が分からないと思うのですが(笑)、そうです設定や話の流れは結構めちゃくちゃです。

個人的には、「宗教」の違いをめぐる争いを描くことで、価値観の違いにどう対応していくのが良いかを問いかけている映画だと感じました。
それをコメディとラブストーリー(多め)でつつみ、SF(小さじ1程度)もまぶしたような。(インド映画は色々な要素が入っているものが多いので・・。)

DVDレンタルも4月から開始されるようなので、公式サイトを見て興味を持った方は、すごーく時間がある時にご覧くださいませ。(映画は153分あります・・)

もう私、前半は笑いを抑えて、後半は嗚咽をこらえて、肩が震えっぱなしでした・・。(@映画館)
中には宗教を揶揄しているように見える不謹慎な場面もあり、監督の身の安全が心配になるくらいでした。でも、連日報じられる宗教対立で弱っていた頃に見たので、正論をガチガチに振りかざし攻撃する人よりも、自分のことも含めて笑い飛ばすだけの不道徳な人の方が好きだなあと、しみじみと思いました。

そしてこんな風な映画を作る人がいて、見て感動する人が多い世の中なら、まだ人間の善さを信じられるとほっとしたのでした。

☆すてきダンス

インド映画と言えば「ダンス!!」
『PK』の中で好きだったダンスを2つご紹介します。オーバーな演技や細々とした描写から、何がどうなっているのか想像してみるのも乙な趣味かもしれません。

◆Tharki Chokro'(「変態」の意・・・)
・動画はこちら
https://www.youtube.com/watch?v=nd4wsdUMorY
・歌詞の意味はこちら(ヒンディー語を英語訳したもの)
http://www.bollymeaning.com/2014/11/tharki-chhokro-pk-lyrics-meaning.html

◆'Love is a Waste of Time'
・動画はこちら
https://www.youtube.com/watch?v=jAmzBv3oq8M
・歌詞の意味はこちら(ヒンディー語を英語訳したもの)
http://www.bollymeaning.com/2014/11/love-is-waste-of-time-lyrics.html