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やめて2ヵ月の所感 -「パンと牛乳は今すぐやめなさい!」

 今回は内山葉子さんの著書「パンと牛乳は今すぐやめなさい!」について書きます。今年の2月に読んで、4月初めからパン(と小麦製品)と牛乳(と乳製品)を控えているのでその中間報告です。正直劇的な変化はないものの、改善したところもあるので備忘を兼ねて書きます。私の場合は以下のような結果でしたが、個人差があると思います。

1.内容

 出版社のこのページには以下の内容紹介が載っています。

★パンは腸と脳をこわす!牛乳は骨と血管を弱くする!
「パンと牛乳はやめてくださいね」
日ごろの診療で、私が患者さんにいう言葉です。
不調や病気は、いうまでもなく、さまざまな要因がからみ合って起こります。すべてがパンと牛乳のせいとは、もちろんいえません。
しかし、パンと牛乳を少しの間やめてみるだけでも、症状が明らかに改善する例が非常に多いのは事実です。
また現在では、パンと牛乳がどんなメカニズムで体に害を与えるかは、かなり科学的にわかってきています。
最近では、乳ガンの患者さんには、パンと牛乳をよく摂取する人が多いことが知られるようになってきました。
体に不調を抱えている人は、まず、パンと牛乳を3週間だけでもやめてみてはいかがでしょうか。

 この本でパンは小麦製品、牛乳は乳製品を代表するものとして挙げてあるのですが、パン以外の小麦製品(うどんなど)や乳製品(チーズなど)も同じく不調の原因になります。内容の詳細は読んでいただくとして、以下では私がやめようと思った理由なども含め約2ヵ月の結果を記します。

2.Before:それまでの体調など

 始めたのは4月1日からですが、それは直近5年の体調の悪さが原因でした。少しのストレスや生活の乱れがてきめんに身体に影響するようになったのです。軽度ですが婦人科系の病気にもなってしまい、もう少し身体を大切にする生活にする必要を感じて、食事内容を変えたり運動を取り入れたりしていました。
 ただ便秘になるなどお腹の調子が安定しないのでどうすべきか考えていた所、この本でパンや牛乳は消化に悪い、と書いてあったので試しにやめてみることにしました。
 それまで牛乳は大好きで、ほぼ毎日飲んでいました。ミルクティーやカフェオレを飲むのが癒しでした。また、パンも毎日ではないですが、週に数回食べるのを楽しみにしていました。ただこの本にもあるように中毒性があるせいか、たまに自分でも怖いくらい過食してしまうことがありました。

3.食事内容

・最初の3週間:3週間はパンや牛乳を食べませんでした。また、いずれやめた方が良いとして挙げらえていた乳製品や小麦製品も控えました。米粉なども控えたほうが良いのですが、パンを食べたくなった時は1週間に2回くらいの頻度で米粉パンケーキを食べていました。牛乳の代わりに豆乳を飲むようになり、おいしさが3割くらい減った感じがしましたが、今は慣れました。主食の選択肢が一気になくなり寂しかったのですが、その分おかずの種類を増やして、お惣菜をいつもより買うことを自分に許していました。

・3週間~現在:3週間経って、少し基準をゆるめるようになりました。例えば、1ヵ月に1回は乳製品(チーズなど)を食べることを自分に許していて、職場のお土産などでクッキー(もちろん小麦粉入り・・)をいただいたら食べています。以前買ったうどん乾麺の残りがもったいないので先週食べたところ、数日後ひどいだるさがきました。仕事が忙しく本調子ではない時期だったのでうどんが原因かは分からずですが、やはり控えたほうが良いなと思いました。

 小麦が含まれていると思われる揚げ物をスーパーで買うこともあります。気にし過ぎるとそれがストレスになってしまうので。ただ乳製品は極力避けています。こう振り返ると小麦は主食では避けるものの、おかずなどで毎週少量ですが食べてしまっていると気付きました

4.After:2ヵ月で改善したところ

1)一番改善したことは、過食衝動です。特に生理前の衝動がすごかったのですが、それが大分緩和して行動を抑えられるようになりました。それまで酷いときには過食衝動を抑えきれずに生のお米を口に入れたりしていたのです。なぜお米かというと過食しないようにすぐに食べられるものは買い置きしていなかったからです。食パンなんてあっという間に6枚切り1袋を食べてしまうので、怖くて3枚切りを都度買っていました。

 過食衝動を紛らわすために外に出たりしていたのですが、コロナの影響でお店が早く閉まったり、在宅勤務が増えたりが増えたりして・・・。自宅では人の目がない分過食しがちで、その後の胃もたれと自己嫌悪が激しかったので、これが緩和したことは本当に嬉しかったです。自分をコントロール出来ないなんて情けないものの、事前に衝動を予防出来るのは有難いです。

2)便秘が改善されたのも良かったです。初めの2週間は毎日でしたが、その後は数日の便秘が1週間に1回くらいあるので、それを治したいなーと思っています。大まかに食べたものとトイレの回数を記録しているのですが、お腹の調子が悪くなる原因はイマイチ分かりません・・・。

3)後は、小さなことですがお腹が張る感じが少なくなりました。適度に食べた翌朝はお腹がいままでにないくらいへこんでいてびっくりしました。
・・・改善点をまとめると、全体的に体調面では良くなっているので続けていきたいと思っています。ただこれ以上厳しく制限するとストレスになるので、基準は今のままでいきたいです。

5.大変なところ

 体調面は良いものの、食べる楽しみは減ってしまいました。特に私は休日カフェで本を読んだりノートに何かをまとめたりするのが好きだったのですが、そのカフェで頼める選択肢が激減しました。それまではカフェラテ(もしくはミルクティー)とパン(もしくはクッキー)を食べてものすごく幸せだったのですが、今やフード系はほぼ全てに小麦が入っているので全滅です・・。

 ブラックコーヒーは苦くて飲めず、カフェインもなるべく控えるようにしているので、豆乳とカフェインレスコーヒーもしくは紅茶を飲むようにしています。家で飲むよりはるかに割高なのに、幸せ度はカフェラテ(もしくはミルクティー)よりはるかに低い・・・ということは無視して、場所代として考えるようにしています。3週間を過ぎて、先日カフェラテを飲んだのですが、味は美味しいものの翌日の体調はあまり良くありませんでした。

 調べると豆乳も身体を冷やすようなので、アーモンドミルクやオーツミルクも試したのですが、味があまり好きではなく・・・。飲まなければいいのですが、時々ミルク感のあるものを欲しい時があり、悩ましいなーという感じです。

6.今後に向けて

 まだ満足いくレベルまでは体調改善出来ていないのですが、これからも小麦と乳製品を避けていこうと思っています。だるかったり便秘になったりの日が数日続くとこんなに気を付けているのに!もう食べちゃおうかな!などと思ってしまうのですが、まだ2ヵ月なので気を緩めず続けていきます。

体調改善の試みとしては、5年前からレコーディングダイエット(参考にしたのは岡田 斗司夫さんの著書「レコーディング・ダイエット決定版」)、2年前から自力整体(参考にしたのは矢上 裕の著書「DVD症状別はじめての自力整体」)を行っていて、少しずつ良くはなっています。

 振り返ると本を読んで実行していることが多く、本の偉大さを改めて感じました。また、健康に関する本はたくさんあって、書かれていることも著者によって違ったりして戸惑うこともありますが、試しに取り入れてみるという気持ちでいます。1年前に少し厳しめの食事制限を忠実に守ったところ貧血になってしまったのですが、最後は自分の身体の反応を見て何を変えるか決めるしかないんだなーとも学びました。

 たくさんの本を試し読みして「で、何が良くて何が悪いの?」と困惑することもありますが、不調で悩んでいるのは自分だけではないんだなーと安心したりもしました。周りの人とは話しづらかったりもしますし。体調を改善しようとする中で、情報との上手な付き合い方、自分の身体との向き合い方を学び直している感じがします。無理し過ぎずちょっとずつ改善していきたいです。

7.2021年10月追記(やめて半年の感想)