見出し画像

「人生は、上書き保存」過去は変えられる~ココロカガヤキ人生100年⑩

あなたには、ときどき思い出してしまう「つらい過去」ってありますか?思い出したくないのに勝手に出てきて、嫌な気分にさせられる。この過去と一緒に人生100年時代を歩むと思うと「えー」って感じですね。

よく言われるのが「過去は事実だから変えられない。でも、未来だったら変えられる」と。「つらい過去」は「過去」だから「変えられないのか~」とあきらめていませんか?私もあきらめていました。

「あきらめる」方法しかないと思っていました。

しかし、これからご紹介する「上書き保存」の方法で、あなたの過去は変えられるのです。それでは、ご紹介します!

1.「上書き保存」の方法

この「上書き保存」の方法は、最終的に幸せになって過去のつらい出来事を、この幸せのために必要だったと言えるようにすることです。

西野さんの有名な「近畿大学平成30年度卒業式スピーチ」の中でも以下の言葉がありました。(「新・魔法のコンパス」(角川文庫)から引用)

失敗を受け入れて、過去をアップデートし、試行錯誤を繰り返して、成功にたどり着いた時、あの日の失敗が必要であったことを僕らは知ります。

この「過去をアップデート」の部分が、「上書き保存」になるわけですが、どうすることなのでしょうか?次の言葉です。

そういった過去を、たとえばボクの場合ならネタにしてしまえば、あのネガティブだった過去が俄然、輝きだすわけです。(中略)
「嫌われていて良かったな」と思えるし、(中略)
「友達と一緒に恥をかいて良かったな」と思える。

なるほど。芸人さんは本当に強いですね。あらゆることをネタにしてしまうわけですね。ネタというのは、事実を面白く脚色することです。そうやって「上書き保存」する。

芸人さんのようにネタにできたら最高なのですが、芸人でない私たちは、どうしたら過去の解釈を変えられるのでしょうか?

2.事実の中に良かったことを探す

私たちには、ある過去に起こってしまった事実に対して2つの受けとめ方があります。

同じ事実から、「良かった」ことを探す受けとめ方と「ついてない」ことを探す受けとめ方。私たちはどちらも自由に選べるのですが、「良かった」ことを探す考え方を和田裕美さんは「陽転思考」と言います。

和田さんの著作「失敗してよかった!」(ポプラ新書)によるとポイントは、

理由を見つけてから「よかった」と言うのではなく、先に「よかった」と言い、そのあとに理由を探すのです。(中略)脳がひたすら「よかった」を探し始めます。

失敗した事実から、まず、「良かった」と言ってから良かった理由を探しましょう。

例えば、「悪口を言われたけど、そんなことを気にしない生き方に気付けて良かった」とか、「つらい言葉を尊敬する人から言われたけど、その人から精神的に離れて自立するタイミングだと気づけて良かった」など。

3.今の自分の人生を充実させる

事実の中から良かったことを探して「良かった過去」にする事ぐらいだったらなんとかできそうですよね。ネタにはできませんが…(笑)。そして、今を充実して生きること、「自分の人生」を生きることが大事です。

以下の記事の「じゃこ」さんもアドラー心理学を使って言っていますが、「今の自分を肯定する人は過去の自分を肯定している」ということです。

つまり、オセロのように、生まれた時が「白」で、くやしい出来事が「黒」であっても、その後の人生が「白」で「黒」をはさめば「白」になる。その辺については、以下の記事をご覧ください。

4.まとめ

以下の「merci」さんと「さやちゃんの色々」さんの記事のように、人生100年時代を良かったことの「上書き保存」で生きていきましょう。つまり、「人生は、上書き保存」です。

過去をどんどん上書き保存し、できるだけ良かった過去(人生)にしていきたいものです。

(参考文献)


お気持ちがとてもうれしいです。感謝です。ありがとうございます。