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逃げても良い

数年前にあるセミナーを受講した時の話です

このセミナーは、半年間毎月1回の講義を中心としたもので、1クラスの受講生は30名程度でした

その中から4名程度のチームを作り、講義の間で復習会をしましょう!ということもありました

このチームへは希望制での参加になります

実は、このセミナーへの受講は、ある役割を担当するご褒美的なことで再受講をさせてもらうことになっていました

言い方を変えると、このセミナーの中で私はある程度ベテランの位置付けにいたんです

この復習会チームは、初回に参加したクラスでチームを組みます
私は、登録したコースではない別クラスに振替で参加しました

数年にわたりこのセミナーに携わってきたので、初回の参加時には初参加の人がどんな人なのか観察するような視点も持っています

セミナーの開始前に話しかけたりして、どんな人なのかなぁということを自分なりに感じてみたり、ワークをしながらこの人はどんな人なんだろうと触れ合っていきます

その中で、私の主観ですが、「この人癖があるなぁ」と思う人が2名いました
正直にいうと、接するときに気を使わないといけないなと感じた人です

そして、復習会チームが組まれたとき、4人グループの中で2名が、見事にこの2名だったのです
一緒に昼食を食べに行っても、やはり私の予想は的中

私としては、一緒にいるのが大変だなと感じてしまいました
(繰り返しますが、私の主観です)

あとで、このチームを組んだ人に確認をしたら、私が厳しいと感じたうちの1名(Aさん)に関しては、「まっちゃんならなんとかしてくれる」という意図を持っていたそうです
もう1名(Bさん)に関しては、チームを組んだ方はノーマークであったようです

この私ならなんとかするという意図は、なんとなく感じていました
でも、それは私がなんとかする必要があったのでしょうか?

その後、1回目の復習会でも色々と違和感を感じ、今回の私の立場としては、なんとかする必要はない(受講生だったので)と判断して、そっとそのグループから離れました
離れたというのは、2回目以降の復習会に参加しなくなったということです

希望制のグループに参加しておきながら、それをサボるということはルールとしてはNGかもしれません

でも、無理して参加することで時間も私の精神力も奪われるのであれば、離れるという選択肢をすることが、あの時の私にとっては役に立つ選択だったと思います

〇〇の状況だから〜〜しないといけない

そんな勝手なルールを作っていることはありませんか?

希望制のチームに入ったのだから、全て参加しないといけない

このように私が思っていたら、どこかでそのチーム内で喧嘩をしていたかもしれません
でも、そのエネルギーを使う気持ちにもなれませんでした

だから、そっとその場から逃げました

逃げてはいけないというのも思い込み
逃げて良いというのも思い込み
だとしたならば、あなたはどちらを選びますか?

同じチームだから仲良くする
これは大切なように見えて、自分を苦しめている場合もあるのかもしれません
近くにいるから、人間関係が悪くなってしまうのなら、少し離れた状況で平行線を歩むことも選択肢の一つに入れてみても良いのではないでしょうか?

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