天上の葦。

空を見下げると
青い大地が壮大に広がっている。

私は常に逆さまで
天上の地球に沈んでいる。

上下の概念が霧散した世界の中で
私は右も左も定義できずにいる。

白い雲が私の下を通り過ぎる。
あの雲は決して私に近づこうとはしない。

私は天上にへばりつく葦
考えて歩くただの葦。

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