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既にあるもの。

幸福は私の中から
湧き出るものである。

故に幸福は既に
私の中に備わっているのである。

然し、
私は幸福欲しさに
外の世界を探し続ける。

幸福は外ではなく中に在るのに。

私は
幸福の引き出し方を
知らないから見当違いに
広大な外の世界でいつまでも
それを探し続けている。


解説

yubomirskyらは「幸福の8つの要素」と呼ばれる枠組みを提唱しており、その中に「内面的幸福」という要素が含まれています(Lyubomirsky, 2008)。

セルフ・コンパッションという考え方も注目を集めています。Neffらは、自分自身に対して優しく接することで幸福感を得られるというコンセプトを提唱しており、その有効性についての研究が行われています(Neff & Germer, 2013)。

Mindfulness-Based Stress Reduction(MBSR)と呼ばれるマインドフルネス瞑想に基づく幸福プログラムが開発され、その有効性が検証されています(Keng, Smoski, & Robins, 2011)。

「幸福の本質」(出典:Lyubomirsky, S., Sheldon, K. M., & Schkade, D. (2005). Pursuing happiness: The architecture of sustainable change. Review of general psychology, 9(2), 111-131.)では、幸福の源が内的なものであることが指摘されています。幸福感は、遺伝的な要因や環境的な要因によって決まるとされていますが、そのうちの50%は遺伝的な要因、10%は環境的な要因で、残りの40%は自分自身の努力によって生み出せるとされています。この論文では、幸福感を持続可能な形で維持するために、内面的な要因に注目し、自分自身の認知、行動、社会的な環境を変化させることが重要であると主張されています。

「人生を変える引き出し整理術」(出典:Kondo, M. (2011). The Life-Changing Magic of Tidying Up: The Japanese Art of Decluttering and Organizing.)では、物の整理整頓を通じて、自分自身の心の整理もできると主張されています。物を整理整頓することで、自分自身が本当に大切にしていることを見つけ出し、心の中の「引き出し」を整理することができます。この論文では、物を整理整頓することで、自分自身の内面的な豊かさを得ることができると述べられています。

幸福や心の豊かさは、内面的な要因によって生み出されることが示唆されています。幸福や心の豊かさを得るためには、自分自身の内面に目を向け、自分自身の認知や行動を変化させることが重要であると言えます。また、「引き出し整理術」では、物を整理整頓することで内面的な豊かさを得ることができることが示唆されています。私たちは、内面的な豊かさを得るために、既に手元にあるものを整理し、自分自身に向き合うことが必要であると言えます。

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