【中国日誌】127日目 21.12.23

青空は少し垣間見るがまだ雲は厚みを保ち、私の感情が大空に漏れ出ている。感情から生まれる負の思考の語りが睡眠を妨げ、ちょっとしたことが腹立たしい一日であった。周りに迷惑をかけていないだろうか。心配である。そんな私についてきてくれる周りに感謝を。

朝4時半に起き、脳の厚いノイズのもやを感じつつ、支度と日課。洗濯もついでにした。そして8時に出社。

イライラしながら仕事を進める。途中で投げ出したくもなったが我慢して、仕事時間を終える。

そして久しぶりに昔なじみの営業の人が来て合流したので夜はいつもより遠いい隣町まで向かい、外食。日本料理であった。少し、日本が懐かしくなった。会話も弾み、頭のもやや、睡眠不足が嘘のように晴れ上がり、気づけば脳がクリアになっていた。素晴らしい時間に感謝を。人とは感情的な生き物だと改めて実感した。体調や気分が悪いと信じているから悪くなるんだということである。そして、終盤になったころトイレの方が騒がしくなったのでそちらに視線を移すと、通訳さんがしゃがみ、体勢が崩れたのが見えた。まずいことを悟り、手をまずい状況の方に向け合図のようなものを出す。そして、営業の二人が通訳さんのところへ駆け寄っていった。私は観測者。何もできなかった。しなかった。やらなかった。通訳さんの顔から血の気が引いて青白くなっていた。貧血か酸欠なのだろうと冷静な頭が考えた。そして、薄情なことに何故そうなったのかを考えていた。お酒なのか、アレルギーなのか。分からない。意識がややとうのいている通訳さんの周りは人が集まり、介抱されていた。こういう時、中国では口と鼻の間を指で押すらしい。ツボなのか。通訳さんは冷や汗をかいていた。そして、一時してようやく血色がよくなった。周りは救急車を呼んでいたので、救急車がついてそちらに連れて行ったが、通訳さんの意識がはっきりし始めて、拒否したので、車で病院に連れていくことにした。そして、病院へと向かい、私は状況の流れに任せた。そして30分後くらいに、2時間ほどかかるので先に昔なじみの営業の人と一緒に帰ることになった。その帰り道の会話は恐ろしく穏やかなものであった。そして0時前に部屋に到着し、少し動画をみて寝た。

衝撃的な一日であった。


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