最果てのカフェに知らない女性の手紙を届けた話。4/4
再びフェアバンクスのホステルに戻り、バローまでの経路を考える。
ホステルの庭にテントを張っていた旅行者がいて「なぜ極寒の中テントを」と問いかけると、数人でキャンピングカーを借りて、凍てつくダルトンハイウェイを走破しよう計画していた。わたしの行きたい場所は、そこから更にカヌーで3日かかるけど、仮に走破できれば北極海は見ることができる。そう思い、彼らの動向を見守っていたが、初日にスピンして脱輪。翌日に運よく救助されたものの、危うく死にかけたと聞いて、わたしはとうとう陸路での移動