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勇気凛々アドレナリン

オンとオフは難しい。仕事中はオンちゃん。休みの日はオフこーす。中間がない。交感神経全開と副交感神経ご活躍のいったりきたり。ファイト一発危機一髪。アドレナリンがどっくどく。こういう奴って使いやすい奴だと思う。無理しても身を粉にしてやっちゃうから。組織ってのは、人をうまく使える奴が偉くなってくようにできている。そらそうだ。上に立つ奴は人を使わんとな。で、うまく使えるって奴は、使い勝手のいい奴を使う訳だ。有無を言わさず、これは君たちの仕事だみたいに。その人たちのキャパとかは関係ない。やれ!って。それで成果が出ちゃうから、同じような手法の人間が評価されて、また上に立つ。世の中、兵隊さんにしわ寄せがどんどんくる仕組みになっている。俗にこれを「インパール作戦」と言う(でも、ありゃ、失敗してとっても悲惨なことになったんだから、ほんとは違うんだけど)。昔、割とまともで話の分かる人だと思ってた上司が「部下に楽させると怠けるから、どんどんやらせないとな」って、いとも当然のように言ったのには驚いたが(誰も怠けちゃいないのに)、まあ、上に立つ人間の思考は、端からそういうもんなんだろう。オリンピック開催に向けて、組織委員会が医師、看護師を何百人も派遣要請したっていうのも、そんなとこだ。「誰か」が無理してでも、やらせりゃいいって。この世の中、無理する「誰か」にならないためにはどうするか。もう、木偶の坊になるか、ずる賢い奴になるか、どっちかしかないんだろうな。頑張り屋さんは身を滅ぼさないように。もちろん、人使う人間になっちゃうのが一番だけどね。でもありゃ、持って生まれた思考の産物だからなあ(それとも育ちかな)。まあ、そんなんなりたかないか。

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