10年前の自分へ
10年前の自分は本当によく頑張った。職場に遅くまで独り残り、他の機関の関係者と細かい調整。大晦日、除夜の鐘を聞き乍ら仕事。出先で書類の整理が重なり帰れずに真冬の深夜のビジネスホテル探し。仕事の責任をとって辞めようとする同僚の失敗をなんとか救おうと奔走…。まあ、なんやらかんやら。
良くやったとほめてあげよう。
そして、今、こんなところにいると…思っていたような、思っていなかったような。
その時は、最善と思ってやってきたのだし、良かったのだと思う。
これまでの自分が今を作っているようでもあり、今の自分は、これまでの自分とは別物になっているようでもあり。
「いいことなのか、わるいことなのか分からない」これ、昔好きだった映画の冒頭の台詞。
そう、分からないのだ。
これからも、そうしてまた生きていくんだな。今の最善を。
何が最善かは分からないのだけれど。
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