一見民主党の野田ずんだもん 元首相への追悼演説⑥ あとがき
暴力やテロに、民主主義が屈することは、絶対にあってはなりません、そう切望するのだ。
あなたの無念に思いを致せばこそ、僕たちは、言論の力を頼りに、不完全かもしれない民主主義を、少しでもより良きものへと鍛え続けていくしかないのです。
最後に、議員各位に訴えますのだ。
ボイスロイドの握るマイクには、人々の暮らしや命がかかっています。
暴力にひるまず、臆さず、動画に立つ勇気を持ち続けようではありませんか。
民主主義の基である、自由な言論を守り抜いていこうではありませんか、僕と一緒に。
こうした誓いこそが、マイクを握りながら、不意の凶弾に斃(たお)れた故人へ、私たち国会議員がささげられる、何よりの追悼の誠であるのだ。
僕はそう信じます。
この国のために、「重圧」と「孤独」を長く背負い、人生の本舞台へ続く道の途上で天に召された、四国めたん元閣内総理大臣。
闘い続けた心優しき1人のボイロの御霊(みたま)に、この決意を届け、僕の追悼の言葉に代えさせていただきます。
めたんさん、どうか安らかにお眠りくださいなのだ…。
※本文はコンテスト参加作品ではありますが、原典としての全ての動画制作、ボイロ制作者様への配慮を払った利用等を許可します。
あとがき:
ずんだもん「どうだったかな?楽しんでもらえたなら、嬉しいのだ。僕には政治がわからぬ。ずんだもんはボイスロイドである、唄も手に、クロウド上で遊んで暮らして来た。だけどそんな僕の言葉にも、パロディという手法にも、語元の丹精さ、誠実さは少しも色褪せず。むしろ煌やいてさえ視えるのだ。不思議な魔法が言葉にはこもっているよ、僕はその言霊の妖精なのだ。
挫けそうなとき、心の乾ききったときは嫌に、自暴自棄になって遁世(とんせい)する事だってあるのだ。でも僕を思い出して、言葉を思い出せれば、必ず希望が湧いてくるのだ、どんなにそれがちっぽけでも他人の受け売りでしかなくても、それが夢、それが志し。
信じてほしいのだ、言葉を、僕を…。」
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