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独身男性がメイドで死にかけた話

皆さんこんにちは、最近母が足を挫いたので代わりに家事をしていたら聴こえるか聞こえないかの声で40過ぎの姉から『死ね』と言われ、挙げ句の果てには『言ってない』と言い張り幻聴が聴こえてる可哀想な奴として扱われた男スタロプです。

まぁ‥それはさておき‥

皆さんは精神的に病んでいたが故に起こした行動で

『当時の自分をぶん殴りたい』

と感じた事はありますか?

私はあります。

もし、お有りでしたら‥人の数だけ様々な愚行の記憶はあると思いますが‥例えるならば

・当時付き合っていた人に八つ当たりの末別れてしまった

・日々のやり場のない不安から追い詰められて自傷行為をしてしまった

・大切にしてくれた方々に酷い態度を取ってしまった

色々あると思います。

私は上記の様な体験を全てしています。

本当に後悔しています。

ですがその時の後悔をこれからの残りの人生の成長の糧にしようと日々反省しながら生きております。

この様に過去に犯した過ちによる後悔や憎悪が

『人として誠実に生きよう』と言う意識を持たせてくれている事実もありますね

自分が他人様から頂いた愛をまた別の他人様に自分が与えれたら‥愚行は帳消しになるわけではないのですが‥少しは成長出来ているのかな‥と身勝手に納得させながら日々暮らしています。

今回はこんな感じの真面目なお話です。

突然ですが皆さん‥自暴自棄になり無意識にAmaz○nで

メイド服買った事あります?

私はあります。

アラサーの脛毛が本家アマゾンの如く生い茂る男にも関わらず

最近歯磨きしていると大声でえづくにも関わらず

年々体がブラック企業の肉体労働でムキムキになっていたにも関わらず

女性用のメイド服のMサイズを買ってしまいました。

‥当時の私が何を考えていたのかは当時の私にしか分かり得ないので何とも言えませんが無意識にポチっちゃいました。

で‥問題はここからですね‥

荷物が無事に届いてしまいまして開封してしまいましてあまりに意味が分からなくて困惑してしまいまして‥

何故かヨロシクないチャレンジ精神が芽生えまして本能の赴くまま袖に手を通してしまったのです。

あれは8月の終わり真夏日でした

私の住むマンションにはクーラーが着いていなかったので室内でも地獄の様な暑さでした

そんな中、シャツを着る要領で先ずは私はスカートの裾から頭を突っ込みました。

メイド服のスカートに頭を突っ込むというある意味なんとも素晴らしい姿ですが今回は興奮よりある種

『自分の中の変態性』と対峙する恐怖心で頭が一杯になりました。

頭をスカートから通し腕を通しそうとしたとき私は気付きました

‥(サイズ的に)キツくね?

明らかにウエストの部分が肩幅より細いのです。

それが故に諦めざるをえませんでした‥

‥本来は‥

‥ですが‥

私の中の変態性が私に問うのです

『肩さえいけばなんとかなるんじゃね?』

と。

私は肩を全力ですぼめました。

肩甲骨の動きをイメージしながら身体を全力で円錐形に近づけれるよう肩をすぼめました。

格闘する事約10分

無事に肩幅がウエストを突破してしまいました

あとは坂を転げ落ちる如くスラスラと着れてしまいました。

‥背中のファスナーも一番上まできちんと閉めました

無事に着れた私は鏡の前に立ちました

‥なんと言うことでしょう‥目に焼き付いた現実は

ガチムチのアゴヒゲを生やしたメイド服を着たアラサー男子がただ立っているだけと言う地獄絵図。

無事に着れた高揚感で舞い上がっていた私は我に返り脱ぐことを決意しました

‥ここからが本当の地獄の始まりだとまだ知らず‥

皆さんお分かりでしょうがファスナーって開いている時はまだ肩が動きやすいんですよ

しかしファスナーをしめてしまうと‥

肩甲骨を圧迫され可動域を狭められ、先ずファスナーに手が届かないんです‥つまり‥

詰みました

ゲームオーバーです

しかも私は一人暮らし‥

頼る身寄りもおりません

‥そもそも

こんな現状で頼れません

服を脱ぐ事に成功しても家族から戸籍を抜かれる危険性をはらんでいます。

そうだ‥!友達を‥!

友達なんて一人もおりません

‥齢27で友達の大切さを学びました

そうだ‥ご近所さんを‥!

一番捲き込んではなりません

そもそも

自室から出てはなりません

自室を出た瞬間、檻に入れられます

まだ始まってもいない自分だけの物語を自ら終らす事になり得ます

茹だるような暑さの中、私はなんとか一人で全力でメイド服を脱ごうと奮起しました

途中肩が吊り、その後に首の筋が吊り‥

時折死を覚悟させられながら格闘する事1時間30分‥

人体の進化とは恐ろしい物で段々と

肩甲骨の稼働区域が広がっていくのを感じました

そして‥下から回した左手が遂にファスナーを掴み、ファスナーを下に引き摺り下ろしました。

その後、着る時に苦戦していたウエスト部分も

柔らかくなり無敵状態と化した我が肩甲骨の敵ではなくなっていました‥

私はメイド服を無事に脱ぎました

そして、私は思ったのです

『そもそも何故買った?』、『当時の自分を許せない』

と‥。

しかし、今になれば分かります

『着なければ良かっただけの話』

と‥。

人は一回は失敗するもんです

今回

『買った事』より『着た事』に問題があったのです

最初の段階で間違っていたのなら次の対応で正せば良いだけなのです

最初でつまづいたから最後まで転んでやろう

などと考えてしまえば終わりなのです

過去の愚行を恥じている暇があれば『これから自分はどう生きるのか』を考えれば良いだけなのです。

さて‥長くなってしまいましたが‥結局私が皆さんに伝えたかった事は

メイド服はちゃんとLサイズを買え

と言う事です。

最近寒くなってきましたね

コロナの第三波にも負けずに皆で生き抜きましょうね!( ^∀^)

それでは‥。(*´∀`)ノ

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