無敵日記13日目
1日かけて「マチネの終わりに」を読んだ。(以下、ネタバレ注意)これは天才ギタリストと国際ジャーナリストの2人が、40代という人生の暗い森を前に出会った、切ない恋の物語である。40代なんて、まだ人生の半分も生きてないし、なんで暗い森の前なの?という感じだが…(私は100まで生きるつもりだから…笑)私はまだ学生卒業したてのぴよぴよ20代だし、いつも読む恋愛小説は20〜30代前半の物語が多いので、40代の恋愛は少し新鮮だった。親と近いからあんまり読みたくないっていうのはあるかもしれないけど。40代は人間として成熟していて、自分本位の恋愛ではなく、相手を尊重した言動で、自分の感情を人にも自分にも見えないように覆い隠す事が上手になるんだろうか。それともそうしないとやっていけないのだろうか。思った事を全部伝えてしまう(それは私だけかも…10の事があったとしたら12まで言っちゃう…それは悪い問題だと自分でも思ってる…)、伝えて貰わなきゃ分からない中で生きているから、見ない、言わない、聞かない、身を引くという選択が自然と出来る所が大人だな〜と感じた。コミュニケーションツールがここまで進化している時代なのに、1つの掛け違いですれ違う2人を見ていて、とても切なく悲しい気持ちになった。そして2人を引き裂く罪を犯した早苗には怒りを覚え、こんな事赦してはならない。と強く思った。最終章は早く続きが読みたい気持ちと、まだ読み終わりたくない気持ちとがぶつかり合った。最後のシーンでは、ここで終わるのー。終わらないでー。と本を閉じるのが惜しく感じたけど、続きを妄想する事で何とか読み終える事が出来た。もう少し大人になってから、また読み直したいな。そして映画も観てみたい。出てくる内容や言葉、言い回しが中々難しく、読み進めるのに時間が掛かったから、もっと勉強しなきゃ〜という気持ちと、国際ジャーナリストの女性が知的ですごい素敵だったから、私も知的な女性になりたいと心から思った。会社の人や年上の人たちと話す時もだけど、自分がすごいバカで何も知らないんだと、いつも感じる。知的な女性になれる様、少しずつでも勉強しようっと。
写真は牛乳が無い事に気が付いて、急いで買いに行ったら、バッグを忘れて裸で持って帰ってるところです。
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