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「一冊の本を売る店」森岡書店

CasaBRUTUSで、このお店を知ったのは2015年。
いつか行きたいなーと思っていた。

でも、いつか行きたいなーという思いは、だいたいは思いだけで終わってしまっている。
いつか行きたいはやっぱり「いつか」であって、「いつ」ではないし。

でも「いつか行きたい」くんは、いつでもぼくの頭の中のどこかに座っていて….。

大きなホールみたいなところにパイプ椅子を並べて、たくさんの「いつか行きたい」くんが虎視眈々をぼくを窺っている。

そう虎視眈々と。

一人じゃなくて、たくさん。
ある意味、うじょうじょ。
たくさん。

この前、ぼくのお知り合いの山口デザイン事務所の山口信博さん、美登利さんの展覧会が三宿で開催された時に、彼らのデザインワークの中で、小泉佳春さんという写真家の写真に出会った。

なんだか、とても空気感のある写真。

今は天国にいらっしゃる小泉さんが北米を旅した時の風景。
山口さんたちは、よく小泉さんと仕事をされていたらしい。

とっても素敵ですねぇ、などと会話していたところ。
美登利さんが「そうそう、小泉さんの写真展、森岡書店でやるよ。」

へ?
森岡書店?
あの、銀座の?

そう。
「いつか行きたい」くんは、ある日突然、ぼくの目の前にスコンと登場する。
今回登場したのは、首から「森岡書店」ってプレートを下げた「いつか行きたい」くん。

ぼくの目の前で、カバディ、カバディと言いながら立ちはだかる。

わかった、わかった。行くよ、行くよ、森岡書店。

銀座1丁目、中央区役所方面。
小泉佳春さんの写真展示。
売っていたのは、小さな写真集。
ここらへんのこうした風景は、失いたくないなー。
銀座の端っこ。築地に住んでた頃を思い出す。 


森岡書店は、1週間で展示替え。
2015年から8年の時間を経て、銀座へと足を運んだのでした。
とっても、素敵なお店。

小泉さんの写真も満喫、お店のスタッフの方との会話もいい感じ。
小泉佳春さんの展示は、もう終わっちゃたよ。
では、また。

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