【詩】心象の詩
湖畔の樹氷
湖畔の朝
一夜の
冬のなごり風の忘れ物
未練心の波しぶき
刹那の湖水の狂い咲き
時の飛沫が 泊まる宿り木
風波に遊ばれ 浮遊する
巻きつき 滴る氷柱
氷解の音がきこえる
ゆらりゆらと揺れて
迷いこんだその心を
湖水が優しくほどいていく
命ふるわす 宿り木
やさしい日差し 背に浴びて
刻まれた 哀の記憶は
静かに湖水に帰る
再び芽吹く その日まで
めぐり逢うまで
北のさいはて 哀樹氷
心はいまも 冬の旅
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湖畔の朝
一夜の
冬のなごり風の忘れ物
未練心の波しぶき
刹那の湖水の狂い咲き
時の飛沫が 泊まる宿り木
風波に遊ばれ 浮遊する
巻きつき 滴る氷柱
氷解の音がきこえる
ゆらりゆらと揺れて
迷いこんだその心を
湖水が優しくほどいていく
命ふるわす 宿り木
やさしい日差し 背に浴びて
刻まれた 哀の記憶は
静かに湖水に帰る
再び芽吹く その日まで
めぐり逢うまで
北のさいはて 哀樹氷
心はいまも 冬の旅
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