見出し画像

自信なんてないさ

私は自分でもドン引きな程に、自分に自信のない人だ。
子どもの頃に万能感に溢れていた記憶はある。
しかし、いつの間にか自分に自信がない面ではオリンピックで闘えそうな、そんな自信はある!(笑)

自信がないと、自分の考えや直感もフワッと無意識に否定してしまう。
人を監視する能力が人一倍なので、その分自分以外に関する分析力は高いと思う。
何故かって、自分に自信がないからそうやって周りを監視しないと怖くてやっていけなかったからなんですね。
分析力があるせいか、時々直感が働くことがあって後々にその直感が当たっていた事を知ることもよくある。
それなのに!自分に自信がないから「いやいや、気のせいだよ」とかその直感を信じられずに直接と反対の事をして嫌な目に遭う。

特に子どもが生まれてからの付き合いはその繰り返しだったので、嫌な思いばかりだった。

自分に自信はまだない。
そりゃあ自分に自信がある方が最高に楽しいと思うけど、それでも自信がない自分でも良いよって少し思えるようになってきた。

自信はないけど、直感は結構冴えてるよ。
自分の直感を信じるのは怖いけど、わざわざ気持ちと反対のことをするのはやめない?
自分の直感を信じて間違いだったら・・・と思うととても怖いけど、信じることができたらもっと直感は鋭くなる気がするな。
心理検査でも感受性が高いという結果をもらったこともあって、きっと私は直感が鋭いはずなんだ。
全部じゃなくて良いから、次「あれ?」と思ったら信じてみない?

と自分に言い聞かせてみた。
次ができるかわからないけど、もっと自分の気持ちや声を聞きたいと最近よく思う。

自信は持たなければいけないものなのか?
持てなければ、ダメなのか?

自信なんてないさ!
そう、開き直ってもいいんじゃないかな?
もういっそ「自信がない」「勇気がない」って口に出して言ったらいいんじゃないかな?

自信がないことを「悪」にする必要なんてなくて、「自信がないからできない!」って言えた方が何だか清々しい気持ちになれそうな気さえする。

そう思ったので早速「勇気がなくてできない!」っていう練習をしてみた。
そしたら、「いつか勇気が出せたらやってみたい」って言葉が出てきて、何だかできそうな予感がしてきた。
勇気を出したいって、ふと思えてビックリした。

自分は失敗する事が怖くて、人が怖くて逃げたかったんだと思っていた。
本当は、勇気を出したかったんだね。

自信なんてないさ!

自分で心からそう思えたら、フッと気持ちが軽くなったよ。
この言葉がすごく気に入ったので、これからモヤモヤしたら「自信なんてないさ!」って言おう。
自信はなくたっていいんだ。

自分に自信のない私でもいいんだ。
自信がない事に卑屈になるから良くないのであって、堂々と「自信などない!」って言い切れたらそれでいいじゃない。

怖いからずーっと周りを監視して、把握して安心する癖もあった。
だから無駄に色んなことを知ってた。
それでもドキドキビクビクして、常にオドオドして生きていた。

だから一度、バッサリと人間関係の断捨離をした。
そして、情報を入れない事にした。
誰がどうしたとか、他の人のつながりとかも見ないことにした。

何も知らなくなるって怖いかな?と思ったけれど、逆に何故か安心した自分がいた。
人の事を見過ぎていたんだなあ、余計な事を知りすぎていたなあと気付いた。
色んなことが全然わからないからこそ無でいられた。
これがまた、非常に心地良かった。

人の事を見ているだけ、自分も見られていると感じるって言うのは本当だったんだなあ。
自分が見なくなれば気にしなくなれば、自分も人の目から解放されるんだ。
なんて楽なんだろう。

そして、私が勝手に色々と周りの関係を断捨離したので、知り合いと言える人もほぼいなくなった(笑)

自分に自信のない私は、自分が心地良い今の状況すら否定しようとする。
自分でも時々自分の判断が間違っていたのかもしれない、と自分に惑わされる。
自信がないことのデメリットは、自分を自分が騙そうとしてしまう事。
そんな時こそ「自信なんてないさ!」って何度も言おう。

よーく考えたら、人生何事も別に自信なんかなくたっていいんだよね。
自信があり過ぎて盲信してしまったらちょっとやり過ぎ。
自信がないよ!って思えたら少し考える余裕ができる。

子育てだって、自信なんてなくたっていい。
いつでもどうしたらみんな笑顔でいられるかな?って考えて、やってみてダメだったり良かったりでいい。
流行や時代で「いい」とされるものがいいとは限らないんだから、大丈夫かな?って思いながらでいい。

自信なんてないさ!
って開き直ったら、何だか急に子どもたちが更に可愛く見えて来る不思議。
自分に自信がなさ過ぎる私だから見えた景色。
これからも大切にしたい感覚「自信なんてないさ!それでいい」

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?