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開発合宿2023@葉山

こんにちは、テクノロジー本部の道祖土です!
バックエンドエンジニアとしておまかせ資産運用サービス「SUSTEN」の開発を担当しています。

今回はチームで行った開発合宿@葉山についてご紹介したいと思います!

今回の開発合宿の目的

今回の開発合宿の前に、新メンバーが2名チームに合流しました。
sustenは金融という特殊な領域のプロダクトを扱っています。新メンバーがジョインして、最初にキャッチアップしなければいけない事項は想像以上に多いです。

オンボードに際しての積極的なフォローやドキュメントの充実はもちろんですが、今回は合宿というオフラインの場を活かして、新メンバーの立ち上がりまでのリードタイムを短縮することを企図して、2つの目的をチームで定めました。

1つ目はsustenのスクラムプロセスの共有です。
sustenでは今年5月からアジャイル開発のフレームワークであるスクラムを用いた開発を行っています!スクラムでは様々なイベントがあり、そのそれぞれのsustenで運用を理解して貰う必要があります。

スクラムについてご存知ない方はこちらをご参照ください!

2つ目は新しい口座開設フローに関するドメイン知識の共有です。
sustenでは現在、新しい口座開設フローを鋭意開発中です。(詳細は後日発表されますのでお楽しみに!) 金融機関の口座開設フローは非常に複雑です。口座開設フローの中でも特に難しいKYC(Know Your Customer)と呼ばれる本人確認プロセスに関する知識の共有を事前に行っておけば、新規メンバーが合宿後スムーズに開発に参加できるようになります。

事前準備

合宿の成否は事前準備にかかっているといっても過言ではありません!合宿の場所や宿を決めるにあたってはチームの合宿隊長である安藤さん(バックエンドエンジニア)が今回も積極的に動いてくれました。(ありがとうございます!)

前回の合宿記事by安藤さんはこちら

投票結果や様々な条件を考慮した結果、今回は葉山のBBQが可能なログハウスで合宿を行うことになりました!お楽しみ枠の翌日のアクティビティはSUPで決定です。

投票の様子

次に目標とゴールの設定です。

開発合宿は楽しいイベントですが、仕事は仕事。「開発合宿をする意義とは」「オフラインでしかできないこととは」と真剣な議論を交わし、参加者全員で冒頭の目標を設定しました。

目標を達成するために参加者各人が事前に準備を行い、いざ出発です!

何やら怪しい準備をするメンバー

合宿当日

葉山に到着!!

いよいよ、合宿当日、葉山に集合です。
お天気は快晴!最高の合宿日和となりました。

合宿所からの眺め

相模湾から富士山を望む最高のロケーション!
しかし休んでいる暇はありません、ここからは分刻みの合宿スケジュールが待っています!

盛りだくさんのスケジュール

以下簡単に合宿の流れをご紹介したいと思います!

今回の合宿では、sustenのスクラムプロセスの共有を行うために、実際に日々行われているスクラムイベントをミニスプリントとして体験してもらうことにしました。

sustenでは、2週間1スプリントで開発を行っていますので、およそ10日分のイベントを1日でやろうという恐ろしい企画です…。(考えたのは私…)
開始が少し遅れ、ほんのちょっぴりの焦燥感の中、デイリースクラムがスタートしました。

デイリースクラム・バックログリファインメント

デイリースクラムでは一日の流れや、sustenで行われているスクラムの概観を共有しました。

参加できなかったメンバーにオンラインで合宿の様子を共有!

続いてバックログリファインメントです。今回は合宿のゴールを達成するために必要なタスクを洗い出し、その受け入れ条件を定め、優先度を決めるワークを行いました。

バックログリファインメントの様子

各タスクは真面目なものから軽いものまで様々でしたが、皆で和気あいあいと議論してサクサクとチケットを作成していきます。

完成したチケットの例はこちら

すべてのタスクを洗い出し、いよいよアイスブレイクです。

アイスブレイク

アイスブレイクではマシュマロ・チャレンジというゲームを行いました!マシュマロ・パスタ・ひも・テープのみを使い制限時間18分で自立式のタワーを作り、その高さを競うワークで、新人チームと既存メンバーチームの2チームに分かれ白熱の試合が行われました。

準備してくださった榎戸さん(フロントエンドエンジニア)を審判にゲームスタート!

左:新メンバーチーム、右:既存メンバーチーム

ゲームは大盛りあがり!高さで勝る新人チームのタワーが、送風機の風で倒れるというアクシデントがあり、結果は既存メンバーチームが貫禄のチームワークで勝利(?)をおさめました。初顔合わせのメンバーもいましたが、皆打ち解け、アイスブレイクは大成功です!

続いてスプリントプランニングです。

スプリントプランニング

ここではバックログリファインメントで洗い出したタスクにストーリーポイントを振っていきます!前述のアイスブレイクを実施するタスク(ストーリーポイント2)を基準に、プランニングポーカーという見積もり手法でそれぞれのタスクにポイントを振っていきました。結果予定消化ポイントは23(!?)

完了しているのはいまだアイスブレイクの2ptだけですが、ここからスクラムらしく一丸となって巻き返す決意を新たにしました。

あまりのタスク量に苦笑いw

全てのタスクを見積もり終わったので、スプリントのゴールを決めます。ゴールは「ドメイン知識の共有及びスクラムプロセスの改善について話し合うことで、スクラムチームによる新しい口座開設フローの開発が円滑に進むようになる」と定めました。

時間もおしてお腹が空いたのでランチへ…!

ランチ

腹が減っては戦はできぬ!
近所の葉山海人市場で美味しい海鮮定食をいただきました!

理想的な投資運用サービスの在り方について議論する会

さすが海の近くで大満足のお昼でした。お腹が満ちたところで合宿所に帰還!

スクラム知見の共有

続いて午後の部です!

今回の新メンバーのうちの一人のHongさんは、スクラムマスターのご経験がある方でした。スクラムを運用するなかで具体的に起きたトラブルや事象に対してどのようにシューティングしたのかを、わかりやすくまとめてくださり、大変有意義な時間となりました。

新メンバーHongさんによる圧倒的プレゼン

新口座開設(機能)フロー共有

続いては午後の本丸、現在開発中の新口座開設(機能)フロー共有です。

新規口座開設フロー図(ややこしい…)

安藤さんによる大作のフローチャートを見ながら、「なぜ本人確認が必要なのか」にはじまり、sustenではどのように本人確認を行っているかまで、丁寧な共有が行われました。新メンバーからも活発な質問がなされ、詳細までつっこんだ話になったと思います!

BBQ

合宿といればコレ!BBQです!まだ陽があるうちから開始し、だんだん陽が落ちるなかで葉山の穏やかな景色を楽しみながらのBBQとなりました!

一杯飲んだメンバーもいたとかいなかったとか…

素敵なBBQサイト

肉を焼きながら疲れた脳を癒やします。話も盛り上がりましたがまだまだスクラムイベントが残っています。名残を惜しみつつも室内へ…

スプリントレビュー

いよいよ、合宿の成果の発表の場、スプリントレビューです。

各合宿タスクについて、考えた受け入れ条件を満たしているかを検査します。フィードバックや感じたことをホワイトボード上に書いていって終了!

スプリントレビュー会場

CTOであり、スクラムではプロダクトオーナーをやっている中村さんが受け入れ条件を検査し、見事、すべてのタスクについて達成となりました!無事全てのタスクを完了できて安堵…してもいられません。

続いては振り返りです!

スプリントレトロスペクティブ

さて、合宿の最後を飾るのはレトロスペクティブ(振り返り)です。スクラムでは改善のプロセスを回すことがとても重要です。合宿自体も振り返って改善していきます!

振り返り会場

KPT(Keep/Problem/Try)のフレームワークをつかって振り返りをおこないました。それぞれの思いや考えをホワイトボード上に書いていきます。

最後にみんなで来年の開発合宿や明日以降の開発へのNextActionを作成して終了!

ネクストアクション!やっていき!

長い一日でした。お疲れ様でした!
このあとはお酒を飲んだりボードゲームをしたりして楽しみました。

おまけ

翌日は有志でSUP(スタンドアップパドル)体験をしました!

最初は立ち上がってバランスをとりながら漕ぐのに苦労していた皆でしたが、終盤には余裕のこの笑顔!海や川の上で「立っている」という体験は独特ですごく楽しめました。おすすめです!

合宿を終えて

合宿を終え、様々なメリットを感じました。

まずは自己組織化力の向上です。物理的に一堂に介し、susten での開発フロー(スクラム)の体験や新しい口座開設フローに関する知識の共有を行うことで、新しくジョインしたメンバーの立ち上がりのリードタイムが縮まるだけでなく、チーム全体の心理的安全性の向上が期待できました。結果として個々のメンバーやチームが自発的に行動し、調整し、目標を達成するための自己組織化力の向上につながる合宿になったと思います!

次にチームビルディングの助けになることです。アイスブレイクやBBQなど、目標達成のために互いに協力をすることで、自然とコミュニケーションが促進され、メンバー同士の信頼関係が深まり、協力関係が強化されました!

また、チームの目標に対する共感が高まり、共通の目標に向かって取り組む意欲が高まりました。

次に創造性の喚起とイノベーションの推進です。これまでのスクラムマスター経験を共有してもらうことで、今後のチームビルディングに対して、具体的なアクションが思い浮かぶ様になりました。これにより、チーム全体の創造性が喚起され、イノベーションが起きやすい環境になったと思います。チームメンバーは今までと異なる視点から、これからの susten での開発フローやチームビルディングへのアプローチを模索することができるようになりました!

最後にストレスの軽減とリフレッシュ効果です。メンバーがリフレッシュし、ストレスを軽減する機会になりました!日々のルーティーンを中断し、新しい環境で過ごすことで、リラックスし、気分をリフレッシュさせることができました。

これにより、仕事へのモチベーションが高まり、クリエイティブなエネルギーを取り戻すことにつながったと思います!開発合宿の開催は二度目でしたが、来年も規模も質もグレードアップして第三回を開催予定です。

そんなsusten開発チームでは一緒に開発してくださる方を募集中です!開発合宿でもそうでしたが、やるときはやる、楽しむときは楽しむ、何事にも全力の良いチームです。

記事を読んで少しでも興味を持ってくださった方は下記の募集要項をぜひご覧ください!皆様とお話しできる日を楽しみにしています。


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