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何もしないテーマパークでサステナビリティの原点を体感した話

(本日のnoteは番外編です)

先日、埼玉新聞(web)に「ムーミンが初来庁!」との記事が載りました。


これは埼玉県飯能市にあるテーマパークの「ムーミンバレーパーク」と「メッツァビレッジ」の総来場者数が、今年7月に400万人を突破したことを記念してのサプライズ来庁だったそうです。

ムーミンバレーパークとメッツァビレッジは北欧文化を体験できる場所。そして北欧といえばサステナブルな暮らしだよなぁ…と(なかばこじつけ気味ですが)興味がわいたので、新米サステナビリティ担当者である私も行ってみることにしました。


11月下旬、無料エリアのメッツァビレッジからムーミンバレーパークへ向かう道はちょうど綺麗に紅葉していて、


ふと右側を見れば、ムーミンパパが作ったあの「水浴び小屋」が。


パーク内を歩いていくと、もちろん、ムーミン屋敷があったりと物語の世界を感じさせる建造物はあちこちに点在しているのですが、それらは予想以上に少なく、印象に残るのはとにかく自然でした。


アトラクションが少ないことで「つまらない」という口コミも多いようなのですが、私にとっては、自然の中でゆったりと過ごしながら時々ムーミンの世界を感じるぐらいのバランスがとても心地良かったです。


訪問した時間帯にちょうど上演していたので、ムーミン谷のキャラクターたちが出演する劇「自由でしあわせな生活」を見ることができました。


この劇は「自由ってなんだろう?」という問いかけに始まり、キャラクターたちがそれぞれ自由を求めて旅立っていく。しかし彼らは次第に自由をもてあますようになり…というストーリーでして、私自身、図らずも「自由とは」「幸せとは」などと、哲学めいたことを考えさせられました。


ムーミンバレーパークの企画運営をしている「株式会社ムーミン物語」の方は、このパークの魅力について次のように語っておられます:

いわゆる一般的なテーマパークは、アトラクションをメインにしているところが多いかなと思います。
一方ムーミンバレーパークはそうではなくて。宮沢湖畔の豊かな自然の中、ムーミンの物語を楽しみながら、非日常の空間をあじわえる。
暑い日であれば木陰の涼しさを体感できたり、ちょっとした鳥の鳴き声に気づけたり。

個人的に思うのは、ここの木は高さが違うんです。人工的なものではなく、元々ここにあって樹齢があるものなので、背が高いものが多いんです。パーク全体が、木に包み込まれているような空間だなと。

普段の生活では気づけないことを発見でき、おだやかな時間の中あたたかな気持ちになれるところは、ムーミンバレーパークならではだなと思います。

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人工的なものではなく、元々ここにあるものを楽しみ、今あるもの、持っていることの幸せに気づく。個人としてサステナビリティを意識する時にも大切な心がまえに改めて気づくことができた一日となりました。


以上、サステナビリティ分野のnote更新1000日連続への挑戦・46日目(Day46) でした。

それではまた明日!

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