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「デジタル医療による持続可能な医療」丨SaMD産学官連携フォーラムでの講演

こんにちは、サスメド公式note編集部です。前回に引き続き、9月に弊社代表の上野が行った講演のレポートをお送りします!

2023年9月21日、厚生労働省・経済産業省が主催する「第3回SaMD産学官連携フォーラムープログラム医療機器における産学官連携ー」が開催され、サスメド代表上野が登壇しました。本フォーラムでは、診断・治療の新たな選択肢として注目を集めているプログラム医療機器について、薬事承認制度や保険制度の在り方に関する議論や最新の事例の報告が行われ、現地参加300名、Web参加1,600名超とプログラム医療機器に対する高い関心が伺える参加者数でした。

本フォーラムは、「二段階承認の仕組み」と「保険報酬」をテーマに、二段階承認の各承認段階での有効性評価など審査側と申請者側の抱える課題や、2024年度診療報酬改定に向けて「プログラム医療機器等専門ワーキンググループ」において検討されている診療報酬評価、保険外併用療養費制度等の在り方に関する議論が展開されました。

サスメド代表の上野は「デジタル医療による持続可能な医療」をテーマに、以下の内容を発表いたしました。

  • 世界保険機関(WHO)によると、日本のデジタル医療戦略の進捗度合いはアフリカと同程度という状態であり危惧されているが、これに対して日本政府のさまざまな取り組みが行われている

  • このような中で、サスメドは不眠障害をテーマの一つとして取り組んでおり、エビデンスが確立している認知行動療法が医療現場に広まっていないというエビデンス - プラクティスギャップを埋めることが必要である。このために治療用アプリが1つの解決策になる可能性がある

  • 英国においてはNICE(国立保健医療研究所)から、不眠障害の治療においては睡眠薬ではなくアプリを推奨するというガイドラインが公開されている

  • サスメドは治療用アプリの開発に必要な各種技術を有しており、不眠障害に限らず様々なアプリを開発し、患者さんや臨床現場の課題解決を推進していくことを目指している

その後のディスカッションでは、上野も参加し、SaMDを必要な患者さんに対してしっかりと届けることの重要性についての考えを説明しました。

参加者からも多くの質問が寄せられ、SaMD・プログラム医療機器に対する注目や期待の高さを感じることができました。

サスメド公式note編集部