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クロード・モネ 《睡蓮の池》 〜 アートの聖地巡礼(米国)

米国のアートの聖地のひとつ、シカゴ美術研究所で「もう一度みたい作品」の中で、クロード・モネの名品を紹介している。

先日の記事で、モネの《積みわら》(1890/1891)の連作を紹介した。

これらの連作は、パリのギャラリーで大評判となり、モネの「フランス画家」としての地位も固まったと容易に想像出来る。

そして、この頃モネは、ジヴェルニーで土地を購入し庭を造り始める。1893年には、庭の池に日本風の橋をかける。もちろん、その池には、睡蓮が咲き乱れていた。そう、お待ちかねの《睡蓮》の連作は、ここからはじまる(*1)。

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シカゴ美術研究所公式サイトによると、モネは、1899年から1900年の間、《睡蓮の池》の連作を18点描いている。その中の一点が、この同美術研究所所蔵の《睡蓮の池》(1900)だ。モネが睡蓮を描いた数多くの作品の中でも「初期」の作品と言っていいだろう。

水の音、池のにおい、木漏れ日の光。池に浮かぶ睡蓮の花を描きながら、モネが感じた全てが描かれているようだ。

モネの新たな伝説が、ここからはじまったと思いながら「もう一度みたい」一品。


NOTE:
*1.シカゴ美術研究所所蔵、クロード・モネ、《睡蓮の池》(1900)の参考資料及び画像は、シカゴ美術研究所の以下の公式サイトより引用。同作品は、クリエイティブ・コモンズ・ゼロ(CC0)の作品。