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ARTのよもやま話

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アートというより「art」に関するよもやま話。Copyright©Susie Y. All rights reserved.
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2020年10月の記事一覧

そして、西洋美術の肖像画は、ここまできた 〜 アートのよもやま話

先日、ボッティチェリの《若い男性の肖像》の記事を書いて、思い出した作品がある。 それが、こちらのアーニョロ・ディ・コジモ・ディ・マリアーノ(1503−1572)、通称ブロンツィーノの名品中の名品、《若い男性の肖像》(1530〜)、メトロポリタン美術館(米国、ニューヨーク)所蔵。クリエイティブ・コモンズ・ゼロの作品(*1)。 Portrait of a Young Man Artist:Bronzino (Agnolo di Cosimo di Mariano) (Ital

師匠は、つらいよ 〜 アートのよもやま話

前回の記事で紹介した画像は、米国、ニューヨークのメトロポリタン美術館所蔵、15世紀にイタリア・ルネサンス時代に活躍したフィリッポ・リッピ(1406-1469)が描いた《開き窓の男女の肖像》(c.1440)。ちなみにクリエイティブ・コモンズ・ゼロ(いかなる権利をもたない)作品。 Fra Filippo Lippi (Italian, Florence ca. 1406–1469 Spoleto) Portrait of a Woman with a Man at a Case

美術とマンガの間に境界線なんてない、のかもしれない

ちょっとしたアートのテスト 〜 答えあわせ

昨日の続き。 昨日のテストで、お見せした画像と記事にもう一度、お付き合いいただければ幸いだ。 こちらの作品は、《ニューヨークのクーロス》(紀元前590年〜580年)。 アッティカ地方で出土されたと推定されている。現在、米国・ニューヨークのメトロポリタン美術館(*)に所蔵されている(CC0)。 さて、昨日、この作品の画像と共に下記のようにおたずねした。 試してみていただきたいことがある。上の作品の画像を見た時、どのくらいの大きさに見えるだろうか。ご自分の脳の中で想像して

ちょっとしたアートのテスト

現代アートに過去のアートは必要ない。。のだろうか。