「いつか帰りたくなる京都」をつくりたい
僕は元々「生まれた地域で一生を過ごす」ことがその地域にとって一番良いことだと考えていました。
しかし、大学時代に長崎県西海市でUターンした方々からお話しを聞くうちに「地元を離れて視野を広げ、戻ってくる」という生き方も良いのではないかと感じるようになります。
そうした考えから、地元京都から離れた北海道で就職し、いつの日かまた戻ろうと決めました。
若者の地域外への流出は大きな問題です。
僕は地元の若者を引き留めること以上に、若者がいつか帰りたいと思える地域を創ることが大切なのではないかと考えています。
若者に「外の世界を見てこい!」と力強く言えるような京都にしたいのです。
他の地域を知ることで、これまで暮らしてきた地元を比較できるようになります。
また、行った先の人にとっても自分達の地域について考えるきっかけになるでしょう。
京都に限らず地元を好きな人ほど、ぜひ一度外に出てほしいと強く思います。
僕は外国では暮らせませんが、全国をまわって様々な方々との関係性を築き、学んだ取り組みを京都で実践する予定です。
京都の若者と札幌の若者が半年〜数年単位で暮らしを交換できるようなプログラムをつくりたいと考えています。
僕にとって「いつか帰りたくなる京都」を創ることは人生の大きな目標です。