【武道アカデミー台本】武道で独立を考えている人へ~ フリーランス・パラレルキャリア型 武道家へのすすめ ~
冒頭
もうね、考え方が古い、その価値観の押し付けが
若い武道家をダメにするんですよ
だからね、(手をグーにして)武道業界をぶっ壊す!
チャプター 1
藪内崇視の武道アカデミーにようこそ!ということで始まりました。
冒頭から「何を言ってんだ、こいつは」って思った方もいると思うんですけど。
武道の業界に限らず、日本の伝統文化の世界は閉鎖的で時代に対して
価値観のズレが半端ない。特にその世界に入り込むと、周りが見えない。
自分たちのやっていることが正しいと思い込んでしまうんですね。
時代にマッチしていないものは変えなければいけない。
その変える勇気を持ってほしい、ってことで動画にしてます。
価値観の話をしますと…
昨年の10月くらいに経済雑誌の記事で僕が読んだんですけど、ユニクロの柳井さんのインタビュー記事で、企業も「時代の価値観は超えられない」って言ってたんです。
僕にはこの言葉突き刺さりまして。
僕、2年前から、これを物凄く感じていて、感覚ですけど、1周り年齢でいと12歳違うと価値観が違う。例えば僕より12個上になりますと52歳、この時代の人たちって体育系の武道家が多い。
教え方も体育系、自分もこうして育てられたからお前もこうすれって人が多いなって気づいたんですよ。もちろん全部の人ではない。大事なのは、自分がやられたらどう思うか?と感じること。本来は反面教師にしないといけないと思うんですね。ただ人によっては叩いて伸びるって人もいる。
僕は教える時は褒めて伸ばすタイプです。要はダメなところはダメで注意すればいいんですけど、過度に叩くと潜在意識にマイナスが刷り込まれるですね、そうすることで自信喪失につながる。
僕自身もそういう経験が多かったので、極力自信をつけさせるってところを大事にしています。
んで、1周り下も一緒で、僕の1周り下になると28歳。この年代の人たちとも、だいぶ感覚のズレがあるはずですね。時代についていくのは、年上の感性に合わせるのではなく、年下の感性に合わせていくことが大事だなって僕は思っています。
ある程度の年齢に達すると、年上より年下から教わることの方が多くなってくるんですね。
なので、年上だからって威張らない。謙虚な姿勢で教えを乞うという気持ちが大事ですね。
チャプター 2
さぁ、今日はタイトルで「武道で独立を考えている人へ」っていうテーマでお届けしていますが。
武道で収入を得る。
道場経営をする。人に教える。たくさんの生徒を抱える。に行きつくと思います。
それも有りなんですが、僕はそれだけだと今まで通りでしかないし、いくつかの条件を満たさない限り成功はしづらいと考えています。
一つずつあげると、大前提ですが技術があること、人脈があること、人望がある、教える場所の確保とバックグラウンドがある。
これを揃えられた人は道場経営を成功させる確率が高いです。
ちなみに、みなさん指導料、月謝または会費をいくらに設定しますか?
ここが今日のぶっ壊すの一つのポイントです。
古い年代の人ほど、「精神性を重視する武道でお金を稼ぐのはいけないことだ」って思っていて、
それを若い人に刷り込んでいます。まずこの洗脳を解いてください。
よく見かけるのが、ワンコインで教えてます。1000円で教えています。
こういう人に伺いたいのは、ご自身の武道に自信がないんですか?
これがスポット的に、お試しとか体験とかならわかりますが、月謝でなると、おいおいとなりますね。
今の時代向けの動画会員ならありですね。
ここが弊害です。
武道という世界の本当の価値を下げている人たち。
こういう人たちにアドバイスしたいのは習い事の相場をきちんと研究すること。
例えば、僕はゴスペルを習ったことがあります。ドラムを習ったことがあります。
それ相応の月謝を払いました。
なぜか武道業界って相場が低い。それはやはり武道で金を稼ぐのはいかがなものか?
という価値観が根強い。それをぶっ壊して乗り越えてください。
世界中の人間が武道に憧れを持っているんですよ。
僕のカルチャーショックですけど、スティーブン・セガールがアメリカから習いに日本に来てるわけです。
では、あなたは今の実力身に着けるまでに一体、幾らの金額をかけてきたのか。
どれだけの時間をかけてきたのか?計算してみてください。
それが一つ原価の目安です。それを下回るようでしたら、あなたは損をしています。
今、原価という言葉を使いましたが、経営をするうえで、しっかり原価を把握すること。
貸し出し用の道具を揃えるのも原価ですし、場所を借りる費用も原価です。
そして、自分が教えている時間を時給に変換することをしてください。
そうすることで月謝は会費は、いくらに設定すればよいかが見えてくると思います。
チャプター 3
終盤になりました。
最後に新しい価値観を伝えていきます。
これは堀江貴文さんのホリエモンチャンネルを視聴してて、仰っていた話で。
「美容室って、何も美容師さんが経営しなくてもいいよね」って話です。
今までの常識とか在り方だと、美容室のオーナーって、美容師として活躍した人が店を開くというパターンで、個人の飲食店も一緒ですね。調理師で活躍してきた人が店を開くと。
これと同じことで、指導と経営の分離です。これによって「どんぶり勘定」がなくなるわけです。
武道を教えるのは好きだけど、経営は苦手という人はパートナーを見つけるというのも、
一つの手段かなって思ってます。経営センスのある人に託すことによって、今までの常識に捉われない挑戦ができる可能性が高いです。
最後に僕はこれを考えています。
指導以外のところでキャッシュポイントを見つける。
これができると新しい価値、イノベーションが起こると信じています!!
武道業界の皆さん、ぜひ一緒にイノベーション起こしましょう!!
というところで今回の動画終了します。
ご視聴ありがとうございました!!
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