パンクロックと箱根駅伝 41話
練習が終わった後で、こっそり岬の突端まで自転車で行って、井上さんにお礼を言いに行こうと思ったが、先ほどの場所のあたりは彼はおらず、ジェットスキーも無くなっていた。
もしかしたらジェットスキーで再び帰ったのでないかと不安になり、電話しようとスマホを取り出すとラインにメッセージが入っていた。「ジェットスキーを運搬する専門の業者の車に乗ってる。さすがに復路は死ぬ。」と書いてあった。
とりあえず、一安心して電話をかけると井上さんは3コール目ぐらいで電話に出た。
「あの、牧田です