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ミッション:ホストファミリーの家まで自力で向かえ!後編
前回の記事の続きです。
1 オックスフォード到着
バスに揺られながら、何とか寝ないようにしていました。運転手さんが僕に目的地へ到着したことを忘れて知らない土地に着いたらどうしようと内心ビクビクしていたからです。
しかし長旅+時差ボケ。気づいたら眠りに落ちていました。
目が覚めると高速道路を降り、バスはオックスフォード近くまで到着し、停留所に停まる回数も増えていきます。
とある停留所で出張?帰りのお父さんを子どもと奥さんの家族で迎えに来ていた一幕を見ました。
バスから降りるお父さんを見るなり、嬉しそうに駆け寄る子どもたちそれを少し離れて見るお母さん。しばらくすると奥さんに気づいたお父さんが子供を抱いたまま近寄り、やさしくキスをする。やさしくあたたかい光景でとても印象的でした。
運転手さんはここだよと教えてくれ、いよいよ僕の降りる番がやってきました。当然ながらキスで向かえてくれる女性はいません。
僕が降りたのはCowley Roadというレストランやスーパーが並ぶ通り。日曜の朝。時間的にまだあまり店が開いていません。
Wi-Fiがある所で携帯を使いたい!そして若干お腹もすいた!
そうだ。朝ごはんを食べよう。
2 朝ごはんと素敵なマダム
まだまだ9時前の朝の早い時間だったため、開いてるレストランは少なかったです。そんな中でWi-Fiあるよ!と書かれたカフェに入ることにしました。
それがここ。Rick’s Diner。
ここでクロワッサンとホットココアを注文してほっと一息。
気が張り続けていたのでココアの温かさと甘さにリラックスしました。
Wi-Fiを繋いでホストファミリーにもメールをしました。自分がどこにいるのか伝えたくてこんな画像を添付しました。(情報漏えい防止のため画像はトリミングしてます。)
今見ると頭の悪そうな画像送ってますね。笑
Google Mapを見るとこのカフェから家まで歩いて40分。最悪歩こうかと思いましたが、大きなキャリーを含む荷物を持っての移動は無理だと思いました。Cowley Roadの道沿いには点々とバス停がありました。恐らくバスに乗る必要があると感じました。
でも乗り方やどのバスに乗ればいいかも分かりません。(なぜか当初はGooGle Mapの経路機能を信用していませんでした笑)
再びやることは一つ。人に聞く。ただ仕事で教えてくれた空港職員さんと違いイギリス人は冷たいと聞いていた僕は若干不安でした。
しかし聞かないわけにはいきません!隣に座っていた上品そうなマダムにお馴染みホストファミリーの住所+今回はMapの画面も見せて
Excuse me. I'm from Japan. I want to go to this house.
と聞きました。
このマダムがとても親切な方で
ああ、日本から来たのね。ここならそこのバス停で5番のバスに乗ればいいのよ。
とカフェの窓から見えるバス停を指して教えてくれました。
どうすればいいか分かった僕は残ったパンとココアを食べきった後にマダムにお礼を言いカフェを後にしました。
するとまさかのこちらのマダム、まだお茶が残っていたのにカフェの店員さんにまた戻るからと伝え、バス停まで着いてきてくれたのです!
誰だイギリス人は冷たいって言ったやつ!めちゃくちゃやさしいわ!!鼻にフィッシュ&チップス詰めるぞ!
なんとこのマダム、バス運転手さんにこの子を○○の停留所で降ろしてあげてと伝えてくれたのです。
カフェのおつりで出たコインを使ってバスチケットを買い、窓からマダムにありがとうと手を振りながらバスは走り出しました。
本当に良い人と出会いました。これで僕のイギリス人への印象は決定でした!!
3 赤い車の止まっている家
イギリスのバスは公共のものでも高速バスでもWi-Fiが飛んでいます。Wi-Fiを繋いでホストファミリーからのメールを確認すると住所に書いてある通りの赤い車が止まっている家だよと返信が来ていました。
バスが最寄りの停留所へ到着し、住所の通りへ向かうとズラッと家が並んでいました。幸い赤い車のある家は一軒だけだったのでその家へまっすぐ向かいました。
意外だったのが、イギリスの家はあまりインターホンがないこと。ホストファミリーとの生活中も家の前で呼んだりする光景をよく見ました。
ここが自分のイギリスでの家と家族。
かなり緊張しながらドアをノックしたのでした。
4 ミッションを終えて
空港に到着して3時間半くらいかかってのゴールでした。
かなりドキドキする場面やもっと前もって調べておけよ!ってこともありましたが、ある意味何も知らなかったから学びになったということが多かったです。
何よりも出だしで自分の本当に拙い英語でも人は助けてくれる。何とかなることを知ったことが大きな自信や留学の前向きなスタートに繋がりました!
僕は留学前日に世界の果てまでいってQの出川のおつかいを見て勇気を高めていたのですが、正直あの動画の効果は非常に大きかったです。
いざ自分がやってみて出川さんは本当にすごいと尊敬しましたし、とにかく積極的に当たって砕けてみることを学びました。
この初日のことは今でも鮮明に覚えている思い出で、日本で困っている海外の方がいたら迷わず助けようと今の心持にも繋がっています。
あの時助けてくださった皆さん本当にありがとうございました!!
もしもこの記事が有益なものであると感じたら、是非他の方への発信をしていただけたらと思います!