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学生ビザの取り方

端的に言うと入国査証となるビザ。日本のパスポートは世界一信用があると言われるように、パスポートのみでビザを申請する必要がない国は多いです。

御多分に漏れずイギリスへ旅行目的で渡航する際もビザは必要ありません。

しかしイギリスで働く、勉強する、住むといった一定以上の期間滞在するためにはビザは必須です。

僕が取った学生ビザにも3種類あり

長期学生ビザ

短期学生ビザ(6か月まで)

短期学生ビザ(11ヶ月まで)

の3種類になります。僕は9か月の滞在だったため11ヶ月の短期学生ビザの取得が必要でした。


1 ビザは個人で取れるの?

もちろん個人で取得できます。たださすが移民問題も起こっているイギリス。かなり詳細で厳しい手続きを踏む必要があります。

僕が利用していた代理店、留学ジャーナルではビザ手続きの代理申請や書類手続きを行ってくれることが見積書の中に初めから組み込まれていました。

ビザの代理申請を行ってくれる会社は他にもあります。お金さえ払えば必要な個人情報をFAXしたり、ビザセンターで最後に生体認証をとるといった必要最低限なことだけで済みます。

つまり個人でも代理申請で簡単にビザを取ることは可能なのです。

僕も何も思わずに代理法でビザを受け取るんだろうなという気持ちでいました。

そんな僕に父によく似た声で天からのお告げ?いや命令が

「甘えずに自分でビザを取りなさい」


2 ビザ取得の大まかな流れ

天からのお告げ通り自力でビザを取得しました。結論から言うと当時英語力TOEIC300点以下の僕でも取ることができました。

2年近く前のことなのでざっくばらんに話しますが、自力で取ろうと思う方がいらっしゃれば、時間の余裕をもって取り組むことを本当にお勧めします。

申請自体は渡航日の3か月前からとなるのでそれまでにしっかり書類を揃えるなど準備をしておきましょう。

2-1 入学許可証とCASナンバー

Student Confirmation of Enrolment Letter(入学許可証)と
CAS(Confirmation of Acceptance of Studies)number が代理店を通じて語学学校から送られてくることが全ての始まりです。

これは学校からの合格通知のようなものです。(短期留学であれば入試や英語能力のスコアは必要ではありません。)


2-2 オンラインでの書類手続き

先ほど書いたようにビザ申請センターへ直接出向くのは渡航3か月前からではないと無理ですが、その出向きに必須な書類はオンラインで準備することが可能です。



しかし手続きはすべて英語で行い、一度情報を登録すると書き直すことができないため誤字脱字、情報の漏れがないか本当に気を付けましょう。


2-3 どんなことを記入するの?

2-2で転載したURLで個人情報を登録したのち書類作成の手続きがスタートします。

手続きの中で5つの項目を埋めることが必要です。

Application Completed

Declaration Signed

BRP Collection Location

View Appointment

IHS Payment Completed

という5つです。

IHSはImmigration Health Surchargeの略称でイギリスに6ヶ月以上滞在する非EEA国籍者が、イギリス国内の国営医療サービスを利用する為に支払う費用です。

BRPはBiometric Residence Permitの略称で生体認証付在留許可証のことです。後々運転免許証のようなカードになって渡されますが、パスポートに続く身分証明証のようなもので、これで留学生だと証明でき提示すると学割のサービスを受けることもできます。

これらには自分だけではなく家族の情報、過去何の目的で他国に滞在歴があるのか、学校の住所(ここでさっきの入学許可証やCASナンバーが必要)、滞在中の寮やホームステイ先の住所、渡航のチケットの情報(僕は行き帰り分記載しました)、資金は十分にあるのかを知るための通帳の情報を詳細に記載することが必須です。


ちなみに僕は滞在歴を書く際に

○○の国にはトランジット(乗り換えで滞在した)、

○○の国にはボランティア活動で滞在した

というように具体的に記載をしました。逆に観光のものはシンプルにSightseeingと記述しました。


2-4 翻訳会社の助けが必須!

全ての情報を英語で記載すると書きましたが、それには限界があると思います。僕の場合それは通帳情報と自分の大学の在学証明の英語提出でした。

僕はビザ申請の翻訳などを行う会社に依頼をしてこの二つの翻訳をお願いしました。

恐らく多くの人がここで翻訳会社に依頼をするのではないでしょうか?


2-5 ビザ申請センターへ

こうしてすべての手続きを終えたら申請センターの予約を取り、センターから提示される必要物をすべて持って申請へと進むことになります。

センターの予約は僕はここからオンライン予約をしました。


ビザセンターはまさかの国内で東京と大阪に一つずつしかなく、おそらく県外の人はここまでくる必要があります、、。

東京: 東京都港区東新橋2-3-14 エディフィチオトーコー4F
大阪: 大阪府大阪市中央区南船場1-3-5 リプロ南船場ビル10F


ここまでがビザ取得の大まかな流れになります。もっとそれぞれの項目の具体的な内容が知りたい人は今の時代調べれば何でも出てくるので自力で拓いてみてください!

3 個人でビザ取得をしたメリット・デメリット

まずはメリットから2点。

・代理店にお願いするよりお金がかからない。

・留学に行く前に挑戦したことの自信になる。

お金のことに関しては、個人で行っても手続き上支払いを求められる項目があります。しかし代理店にお願いすると手数料がプラスアルファでかかるためここの手数料を節約することができます。翻訳会社依頼の金額を加算しても個人で行った方が安いです。

自信について気持ち的な問題ですが、本当にかなり時間をかけて完了したので達成感がすごくありました。また周りの日本人の友達に聞いても自力で行ったのは僕だけだったのでちょっと優越感に浸れました笑

周りの日本人は皆僕より遥かに英語ができたので唯一の自信でしたね笑

デメリットですが

時間がかかりミスが許されないということです。

時間に余裕を持っていましたが、それでも何度も作業が止まったり諦めようかとも思いました。ミスができないということも焦りに繋がります。

僕はありがたいことに留学ジャーナルの担当者の方が助けてくださったのでやり抜くことができました。最初から代理店通せよと思われても仕方がない中、最後まで助けてくださった担当者の方には頭が上がりません。


長くなりましたが、もし時間に余裕がある挑戦してみたいという方がいれば個人でのビザ申請お勧めします。

イギリスのビザは世界でも最も取得に厳しいと言われているので留学最初の壁突破として挑戦する価値は大いにあると思います!!

もしもこの記事が有益なものであると感じたら、是非他の方への発信をしていただけたらと思います!