記事に「#ネタバレ」タグがついています
記事の中で映画、ゲーム、漫画などのネタバレが含まれているかもしれません。気になるかたは注意してお読みください。
見出し画像

ファミレス行こ。12話 - 2024/08/09 日記#235

漫画『カラオケ行こ!』及び『ファミレス行こ。』上巻・本誌、映画『カラオケ行こ!』のネタバレを含みます。

・これは本を読んだ上で個人が受け取った感想であり、事実ではありません。的を得てもいません。ただの感想です。私の考えの情報整理です。

・ずっと仮定の話ばっかしてます。

・前回の→
(一気読みしたら同じこと書いてるかもしれないけど勘弁して)

助けて~~~~~~~~~~~~!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


・前回のあらすじページで牛乳ちゃん(うどんちゃん)がマナちゃんであることが確定。ラインのManaもこの子で間違いないでしょう。

   気になる
聡 ――→ 狂
実 ←―― 児
   ?

前回のあらすじ

・現時点での狂児から聡実への感情はまだ本編で見せていないという認識で合ってたらしい。

・気になるって日本語可愛い。小学生みたいだね。


・9話以降の聡実のスケジュールを振り返り

11月10日(金) 夜 サイゼ出勤(夜勤)
  11日(土) 7:18頃 退勤後、階段で岡田に話しかけられる
  11日(土) 18:00頃 狂児と焼肉弘城で食事
  11日(土) 20:49頃 帰宅
  12日(日) 夜 サイゼ出勤
  13日(月) 昼 大学
  13日(月) 22:34頃 知恵袋に投稿
  14日(火) 9:20頃 知恵袋の回答を確認
   ?日(?) 15:32頃 狂児にLINE「豚まん20個」
  22日(水) 17:43頃 狂児からLINE「明日昼くらいに~」
  22日(水) 21:22頃 狂児にLINE「休みですけど」
  23日(木) 12:20頃 蒲田駅で狂児と会う
  23日(木) 昼 狂児を家に招き入れる←⁉️⁉️⁉️

前回のnoteのアプデ

・12話で二人が会ったのは勤労感謝の日。2023年11月23日(木)。11日(土)はおそらくプライベート(サイン会情報)、そして11話の描写から23日(木)までの間に一度仕事で東京を訪れている。成田狂児43歳、今月3度目の東京ということ。体力大丈夫ですか。

・聡実はどうして狂児を家に上げたんでしょうか。前日に連絡が来た時、聡実は考えたでしょう。「ほんまにあれ全部買ってくるんかな」もし買ってきたとして、別に一人で食べ切れるけど、一緒に食べたいと思ったのか、それを口実に家へ呼びたかったのか。聡実は狂児から「僕のことなんやと思ってる?」の答えを聞きたくて家に呼んだんでしょうか。

・貯金箱の上に積み上がった本。貯金箱は10月時点では机の上に置かれていて、貯金箱ポジには本が収められている。たまに敷きっぱなしの布団(3話では帰宅時点で敷きっぱなし、10話ではちゃんと片付けている)を綺麗に片して、脱ぎ散らかした服も洗濯かごに入れ(きっと)、食器も洗って(8話の寝起き時点で机にマグカップ放置)普段からかなり綺麗にしてはいるけど家事があまり得意ではなさそう(サイン会情報)ながらも健気にお部屋に呼ぶ準備をしていたのかもしれないと想像すると泣けてくる。聡実、この日ちゃんと寝れたのかな。それとも次の日休みだから夜勤だったかな。

・そして、狂児との集合時点でリュックを背負ってる聡実。最寄り駅で人と待ち合わせしてそのまま近所でちょっとご飯食べて解散みたいな時にリュック背負いますか。私なら財布とスマホくらいしか持ちません。今どきならスマホで決済できるから財布すら持たないかも。「どっかで昼メシ食う?」と聞かれて「あー・・・いや・・・」と言い淀む聡実の様子から、その場の思いつきではなく元々狂児を家に誘うつもりだったように見える。そんな時でも律儀に普段通りリュック背負ってく聡実という男の不器用な四角四面さが良いよね。

・「まさかこのためだけに来たんちゃうやろな」まさかとは言いつつ、聡実はそうなんじゃないかって薄っすらと思ってるはず。でなきゃ昼頃そっちに行くと言われてお昼に会って、そこから1、2時間程度(予想)の狂児に「もう大阪戻るんですか」なんて聞かないよ。聡実は不器用な面もあるけど同時にナチュラルにナルシストなところがあるのも本当に良い。聡実の中で狂児は自分に会うためだけに東京へ来る男なんだね。

・「うちで食べませんか」と言われた瞬間の空白、狂児の目を逸らした表情の裏では、きっと色んなことが頭ぐるぐるしていたと思う。出会った頃は「ヤクザに家は教えられません」と至極真っ当なことを言っていたのに簡単にヤクザを家に上げる危うさ、そう仕向けたのは自分なのにそれだけ懐かれてしまった事実、他人から向けられる好意に敏い(サイン会情報)狂児は、聡実本人よりも聡実の気持ちに気づいていると思う。自分から来月というリミットを提示したものの本心は狂児と離れたくないことを聡実はまだ理解してないけど狂児はわかっている。だからこそ聡実から今何を切り出されるのか、二人きりになって大丈夫か、怖かったんじゃないかな。

・聡実、お家で熱いお茶飲むんだね。実家で習慣だったりするのかな。仕送りでそろそろ寒くなるからって貰ったのかな。今どきの男子大学生はお茶パック買わないでしょ。聡実は料理とかしなさそうなので尚更。お湯を沸かすのもケトルじゃなくてやかん。今どき?引っ越しの時に持っていけるケトルは実家になかったけど、一旦やかんあげるからケトル買うまではこれでなんとかしなさいって言われて、ずるずるそのまま使ってるのかな。そしてもう一つの選択肢が水道水(水、じゃなくてわざわざ水道水と言うところも)、無骨でいいね。聡実はコーヒーあんまり飲まなさそうだよね。
・【8/11追記】お茶も客人用に用意した説もあるようだけど、私は聡実が狂児のために何か用意するならいつも聡実の前で飲んでたコーヒーだと思う。私が聡実ならコーヒー用意する。(狂児がホットコーヒーをよく飲んでいるのは目を覚ますため、サイン会情報)

・淀川マラソンと寿司、客人に出すレベルなのでマジでコップはその2つしかないんでしょう。凄い。熱いしお客さんには取手があるやつ、と取手がある方が良いものとして認識していて、それを狂児に出してあげようとする聡実の気遣いが可愛い。そして、そもそも湯呑みなんて中々使わないし、8話ではマグカップが写っているので、普段聡実が使っているのもきっと淀川の方。もし淀川の方を狂児に出してたら、多分ちょっと意識しちゃうよ。寿司で良かったんじゃない。更にこの時点でコップのヤバさに悩むということは、引っ越してから今まで他の客人を招き入れたことはなさそう。

・辛いのがだめでモニャモニャと豚まん食べるヤクザ、さすがに萌えキャラ過ぎる。でも三口くらいで食べ終わってそうなところも良い。じゃあ狂児、寿司もサビ抜きでしょ。松屋のカレー食べれないでしょ。あれ本当に意味わかんないくらい辛いんだから。ホットドッグもマスタード抜きだったりする?

・【8/11追記】豚まんひとつだけ出すのも微妙だし自分用と狂児用に2つずつ用意した聡実だけど、狂児は1つしか食べず、聡実が食べ始めた頃にはもう食べ終わってた。きっとお家の滞在時間もすごく短かった。聡実は狂児が出ていってお皿に残った2つの冷めた豚まんを見て何を思うんだろう。もしかして豚まん食べ終わったらりくおじも切り分けて出してあげようと思ってたかな。それなのに豚まん1つ食べてさっさと帰ろうとするの、悲しかっただろうな。

・聡実は2週間経ってもうだうだとあの時のことを考えているのがわかる。狂児が話し始めると明らかにびびっている。狂児はあの時どう思ったんだろうってそればっかりきっと考えてた。かわいそうに。

・聡実はあの時のことに触れてこないってことは狂児にとってどうでもよかった、と認識しているけど逆なんだよね。どうでもよければ聡実も狂児自身も負担にならないように軽い感じであえて触れるくるはず。でも狂児は自分からは言及しない。狂児にとってどうでも良くなかったからこそ、簡単には触れられないんだよ。逆に新幹線での話はどうでもいいから場繋ぎの雑談として、ちょっと聡実を揺さぶる意図もあっただろうけど、軽くお話出来るんだよ。

・「誰かにアホな勧誘」はきっと狂児なりの牽制。中学生の時にアホな勧誘をして引っ掛けてしまった聡実に対して、もうこれ以上踏み込むなって言いたかったのかもしれない。知らんけど。

・僕のことよりネズミ講の大ボスの方がボルテージ上がってるって表現も可愛い。自分は2週間ずっとずっと四六時中狂児のこと考えて、自分の気持ちと向き合って、今日狂児に会うのもちょっと緊張して、意を決して部屋に招き入れて、それなのに狂児はまたいつものように飄々と何にもなかったかのようにクールに大人なふりして振る舞うんだもんね。むかつくよね。

・「こうやって生きてきたんやこの男は・・・知らん顔してずーっと・・・」このモノローグ、本当に狂児という男の人生を表している気がする。誰かからの本気や自分にとって都合の悪いもの、面倒なこと、自分自身のことですらすべて何でもないふりして避けてきた狂児の生き方。だから複数人の女のヒモして、酒ぶっかけられても素知らぬ顔して接客するし、挙げ句ヤクザにまでなる。今までの相手や人生はそれで切り抜けられたかもしれないけど、多分聡実相手にそれは通用しないよ。

・カラオケ大会というワードは聡実とってある意味地雷のような、引っかかるキーワードだったと思う。出会った当初、聡実は先生で狂児は生徒。歌を教えるという大義名分があった。だけど今は違う。狂児にはもう聡実は必要ない。二人の関係性に明確な名前や目的はなくて、ただ二人とも流されるがままに食事を共にしているだけ。狂児はどうして自分に構うのか、疑問に思うのは当然でしょう。むしろ、あやふやだったからこそ再会した二人は一緒にいられたのかもしれない。

・「聡実くんは俺とどうなりたいの?」「俺のことどうしたいの」お前マジでこっちの台詞だが????って感じだけど、冷静に読むとこれは狂児の最大限の優しさなのがわかる。聡実が大切でどうしようもないからこそ、聡実自身が答えを出さないと意味がないんだよね。

・もちろんこの物語を始めたのは狂児で、責任は狂児にある。だけど今この時点で中学生の聡実に関わってしまった事実も、聡実に好かれてしまった事実も変えられない。だからこそ、今の聡実に対して、未来の聡実に対して出来る最良の選択がこの台詞だったんじゃないかな。狂児自身の気持ちなんかどうでもよくて、それより聡実の人生をこれ以上狂わせてしまう前に、自分で自分の気持ちとちゃんと向き合いなさいっていう。

・狂児は聡実が自分に好意を向けていることはちゃんとわかっていて、それがもしかしたら世間で言う恋愛的な感情に当てはまるかもしれないことも理解してる。狂児が聡実のことが好きで、もしくは利用しようとしている、本当に悪い大人だったら、ここで聡実を抱きしめて「俺は聡実くんのこと好きだよ」とか言って、聡実のその感情は「好き」って言うんだよって答えをあげちゃうのかもしれない。今の「狂児が好きなのかも?」と思っている聡実は何の覚悟もないままに簡単にその言葉に流されるでしょう。でも狂児はそうしない。それが聡実の人生にとってものすごいマイナスであることもわかっているから。狂児にとって一番大事なのは聡実が普通に安全に幸せに暮らすこと。ヤクザの自分とこれ以上深く関わること、それを流されるように簡単に選択させることは出来ないよね。この瞬間の狂児、ぱっと見で読んだときはなんて辛辣な!!!って思うけど、ものすごく誠実に、年の離れた子どもではなく一人の大人として扱って聡実に向き合ってる。愛だね。

・そして狂児、おそらくこの問いに聡実は即答できないとわかっていて言ってる。聡実の感情がまだ揺れていて、不定形なのを見抜いてる。ずるいよ。もし万が一、「今すぐヤクザやめろ、お前と一緒におりたい」とか即答されたらどうしたんだろうね。

・いよいよ、聡実が自分自身の感情を知らないまま、有耶無耶なままにこれ以上関係を続ける気はないってところまで来てしまった。きっと、あのハグさえなければ狂児はなんだかんだ時々聡実と会ってご飯を食べる日々を繰り返し、段々連絡の頻度も減ってそのうち就職する頃にはフェードアウトしてたんだと思う。でも、思っていた以上に聡実は狂児に好意を向けてしまっていて、狂児はこれからの関係を考えなくてはならなくなった。お互いに、主導権を握ってるのは相手なんだよね。聡実は狂児が連絡途切れさせたら終わりだと思っているし、狂児は聡実がもう会わんって言ったら終わりだと思っている。

・聡実にとってすごく大事な、狂児自身は聡実のことをどう思っているのかはまだわからない。今回の話を読んで、やっぱり狂児はこれ以上踏み込む気は本当にないんだろうなと思った。狂児自身がどうしたいかには関係なく。狂児にとっての最優先は聡実を裏社会に巻き込まないこと。だったらもう会うなって話なんだけどさ。ずるい男だよ。シャ乱Qもそう言ってるよ。

・空港が偶然だったとして、聡実にはもう二度と会わないと思っていた当時の狂児が、腕に聡実を彫った事実凄いね。それだけ狂児の人生において聡実の存在って大きかったんだな。そして、故郷を離れるその時に名刺を取り出した聡実にとっても同じだけ自分の存在が大きかったとわかって、思わず声をかけてしまった。あんたら、それ多分運命って言うんだよ。

・でもやっぱり、ヤクザは辞めて欲しいんだ。口が裂けても言えないけど、本心としては辞めて欲しいんだ。聡実にとっては狂児がヤクザなことだけが問題のように思う。年の差とか性別とか遠距離とかはマジでどうでも良さそう。もう会わないほうが良いと伝えた理由も、狂児がヤクザだから。じゃあヤクザ辞めれば解決なのかと言うと、「僕が背負える人じゃない」と。背負う気なんだ。聡実の変なとこで男気というかガッツがある所本当に好き。25歳上のおじさんを背負えるかどうかを検討する余地があるってだけで凄いよ。そこまで未来を想像してるんだ。そんなの好きじゃんね。

・ここからは本格的に聡実が自分の感情と向き合うフェーズに入っていくのだと思う。前のnoteにも書いたけど、まず狂児への感情は自分の中でどう定義付けるのか、それが恋愛的に好きだとしたら、性的にも好きなのか、自分の恋愛対象に当てはまる相手の属性は何なのか、相手がヤクザなことは受け入れられる(もう普通の人生は歩めないかもしれない覚悟ができる)のか、年の差は気にならないのか、家族や友人には言えるのか、世間体はものすごく悪いけど批判を受ける覚悟は出来ているのか、その上で狂児との関係性をこれからどうしたいのか。続けたいのか、やめたいのか。

・聡実がその結論を出したとして、狂児はどう答えるんだろう。


・今どきこんな焦れったい漫画中々ない、と思ったけどリアタイで追ってるだけで、単行本にしたら3冊だもんね。あるよな別に。

・あとどうでもいいけど聡実が無印で何を買ったか選手権しませんか。台所に置いてあるということはキッチン用品か食品の可能性が高く、とはいえキッチン用品を100均ではなくわざわざ無印で買うような男ではなさそうなので、私は食品の説を押します。カレー本格的で種類いっぱいあって美味しいからって言われて買ってみたとか。でも普段半額メロンパンの奴が無印でカレーと紙袋買うかな。普通に何らかの経緯で袋だけ無印という可能性も大いにある。

・いや~次こそ北条麗子先生かな。正直二人の行く末は気になるけど、本当に心臓が持たない。

・狂児だけでなく、和山やまさんも自分自身が始めてしまったヤクザと大学生の物語に誠実に向き合ってるなと思えた回だった。グルーミングだ、ヤクザと関わるのは危険だ、真っ当な批判の言葉が耳に入ったこともあると思う。だからこそ二人が一緒にいることを簡単に選択させない、好意を安易に肯定しない、和山さん自身も本気で聡実の幸せを願っているのが伝わってくる。


変えられないスタンスと、素直になれない想い。苦悩は続く。


助けて~~~~~~~~~~~~~~~!



・メインアカウントはこちら


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?