ピアノと音楽の話。

ピアノ繋がりの友達から、僕がピアノを弾いている動画をもらった。
弾いていたのは「革命のエチュード」だった。

これは、今みたくピアノを弾きたいと思う前。
よく言えば、力強く、男が弾くピアノって感じだった。
悪く言ったら、硬い。強すぎる。力入りすぎというか、勢いで乗り切ろうとしている感じだった。

恋人は「かっこいい」って褒めてくれたけども笑

今は、もう少し、入院前くらいには弾けるように戻ったら、いつか石井琢磨さんに一日レッスンとかでいいので指導してもらいたい。

どうしたら、あんなに優しいタッチで、あんなに綺麗に音が出るんですか？

自分が弾いてる時は気付かないけれど、後で動画を見ると自分でもびっくりするくらいにピアノに優しくない。
なので、僕の目指す所にいる、尊敬するピアニストにご指導願いたい。
なんて夢見たいな願望を書いてるんだ。

本当に、こんなにピアノを弾かないのは初めてで、弾きたい気持ちは湧いてくるのに出来ないことへモヤモヤしている。
まあ、練習出来たとて、打鍵力もかなり落ちて、指も動かないので、思うように弾けなくてモヤモヤするんだろうけど。

ピアノがやっぱり好きな事に気がついて、もう一度真面目にやりたいと思ってレッスン再開して、こういう弾き方がしたいと思ってチャレンジして、目標となる人を見つけて、そんな時にこんな風に弾けなくなるなんて、僕はなんてタイミングの悪いやつなんだ。

でも、こんな時だけど、やっぱり音楽は大好きで。
弾けない代わりに、色んな人のピアノを聴くようになった。

その中で、やっぱり、誰も石井琢磨さんには敵わない。
「主よ、人の望みの喜びよ」と「悲愴第2楽章」を弾いてくれないかな。
この2曲は、ただ僕が好きな曲なんだけれど、難易度は高くないのに本当に綺麗な曲で。
彼のように優しい美しいタッチで弾くピアニストが弾いたら本当に綺麗だろうな、と。

気になって今調べたら、YouTubeで「悲愴2楽章」弾いてた。
やばい、すごい。（語彙が笑）
こんなに綺麗なんだ。泣いた。

本当に彼のピアノの音は優しくて、心が震えるような音。
そのままの古典曲なのに、周りにもピアノ上手い友達や知り合い、たくさんいるけど、こんな演奏今まで聴いた事がなかった。
「誰も傷つかない世界」こういう言葉が出てくる人だから出せる音なのかも知れない。

いつかリサイタル行きます。行ったら、感想をノートに書きます。

石井琢磨さんの事ばっかり書いてるな。

今まで、全く思わなかった事でやりたい事がもうひとつ。
自分で、音楽を作ってみたい。
今手元にあるiPadでも出来るし、歌詞も作って、全部を自分一人でやれたらなと思っている。
本当はピアノで作りたかったけど、それは回復したらの目標って事で。

プロのピアニストになりたいわけでは無いのだけど、やっぱり僕にはピアノが無いと生きていけない。
これからもずっと、僕の生活の中にあって欲しい。
また、グランドピアノを家に置きたい。

好きな曲を弾いて、自分で作曲して、恋人に毎日、僕のピアノを聴いてもらいたい。

みかんの木の葉が風に揺れる、海の見える丘の家で、ピアノを僕が弾いて、恋人はコーヒーを飲みながら読書して。
そんな、穏やかな時間が幸せだと思うんだ。

どうか、勉強漬けの生活になる前に、ピアノに向かう時間をたくさん作れるように早く健康を取り戻せますように。