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自分らしく生きること、自分を捨てること

私たちはいつも二極で揺れ動きます。それが悩むということだし、何かスッキリしない原因でもあります。

今回の記事は「自分らしく生きること自分を捨てること」という二極の揺れ動きについてじっくり、考えてみたいと思います。

自分らしく生きたいという欲求は誰にでもあると思います。
自分らしさを認められ、褒められ、人は育っていきます。(家庭環境によっては例外もあるかも知れません)

そして、学生になり、社会人になり、仕事を始めます。

そして仕事を通して感じること・・・自分を捨てなけれなダメなんだ・・・

社会に出て、このような思いになった方もいるのではないのでしょうか?

自分はこうしたらいいと思うのに、会社の方針で決まっている。マニュアルで決まっている。そもそも社会のルールというものがある。

今までは家族内だったから、学生だったから通用していたんだ。
なんだ、自分らしさなんて何の役にも立たないよ・・・

そうして、自分を捨て、社会で働き、お金を得ていきます。

自分らしさを持って生きられるのは、若い時だけ。
社会に出たら、会社にどれだけ貢献できるか?会社の成長にどれだけ貢献できるか?その会社が生み出す価値をどれだけ広げられるか?か重要だ。
自分なんて捨てちゃえよ!

こういう気持ちになっていくし、きっと上司からこういうことを言われた経験をお持ちの方も多いのではないでしょうか?僕もそうです。

そうだそうだ、自分なんてあるから、それが邪魔するんだ。
自分を消そう、消そう・・・

これで目の前の仕事に邁進するわけです。

そしてここから人によってですが、大きな分岐点を迎えます。

そのやり方でうまく行った人うまく行かなかった人

自分を捨ててうまく行った人。会社の望むやり方を学び、会社の望み、その先のお客様の望みを叶え、成功するという体験を出来た人は外の世界、つまり社会を信用できるようになります。

そういう人は常に主語が「お客様は」「わが社は」「上司は」と主語が周りに切り替わっていきます。
だから、周りが喜んでくれることが嬉しい。
常に周りの幸せ、喜びを第一に考えるようになるのです。
自分を捨てて、周りのことを考えたらいんだなと学んで行きます。

一方、自分を捨てることでうまく行かなかった人。
今の時代であれば、例えば、初めて入った会社がブラック企業だったというケースもあるのかもしれません。
自分を捨てて、会社の為、お客様の為にと働いたのに、一向に出世もしないし、それどころが会社が無くなってしまった・・・

そうすると、自分を捨てなければ良かった。いや、自分を捨てて、社会に貢献しようとしたから、こんなことになった。もっとこれからは自分を大切にしよう。自分を持とう!社会なんて簡単に信用してはダメなんだ。
そうして自分らしさを優先して生きていくようになる。

こういう風にして、自分自身が経験した事を元に、その人の主たる価値観が生まれるのではないでしょうか。

因みに、僕自身は自分らしく生きる事をテーマに置いています。

この違いって一体何からくるのかな?と考えると、社会への信頼度なのかも知れないと思ったんです。

先程例に出した、二つのケースは結局、社会、外側に対する信頼度の有無に関わってくるのでは?

自分らしく生きたいと思う気持ちの反対側には、自分を捨ててしまうと、うまく行かない・・・周りの期待に応えているだけでは不十分なのでは?という気持ちがあります。

反対に自分を捨てても大丈夫という姿勢には、周りに求められている事をやっていれば、うまくいく。社会は健全に回っているし、自分はその中で役割を演じていれば大丈夫だという気持ちがあります。

実は今回のこの二極のテーマの根底には社会への信頼度という、見えない価値観が潜んでいるのではないかと、気が付きました。

そんな気づきのきっかけは、たまたまYouTubeで見た、高橋がなりさんの人生相談の動画でした。
高橋がなりさんは以前、マネーの虎というテレビ番組にも出演され、今は60代でいらっしゃいますが、いわゆる成功者と呼ばれる人です。
成功者に悩める若者が人生相談をしていくという番組です。
がなりさんの人生観、解釈、生き方は大変面白く、このチャンネルに少しハマりました。

(↑:例えばこういうテーマで人生相談が繰り広げられます)

この番組を見ていて、感じたことが今回のテーマにも繋がります。
このテーマは今の時代、とても重要だと思います。

ここのところの問題で悩んでいる方も多いのではないでしょうか?

実はこの悩みは社会を信頼しているか否かに関わって来ます。

僕はがなりさんの言葉を聞いていて、圧倒的に社会への信頼感を感じました。
社会にはどうしようもない奴もいる。でも、必ず誰かが自分を見てくれる、評価してくれる人がいる。努力をすれば、その存在に必ず出会える。なぜなら自分がそうだったから。

自分を捨てて努力されたご自身の経験が今の成功に繋がっている人はその存在だけで説得力があるのです。
その答えが私ですと言えるのです。
だからがなりさんは自信を持って答えます。
ある意味、相談者はそれを聞きに行っている。
それを見る側もそれを見に行っている。

これは社会を信頼できない若者がもう一度社会を信頼するためのストーリーなんだなと思いました。

そこからの僕自身の気づきです。
もし「自分らしさ」「自分を捨てる」という二極で悩んでいるのならば、一度「私は外の世界を、社会をどう見ているのだろう?」という問いかけを自分にしてみるといいと思います。


自分らしさを大事にしたいという思いの裏には、自分らしさを失っては、うまく行かなくなるのかも?周りに流されてはうまく行かない、という社会に対する不信感が少なからずあります。

一方、自分なんて捨てて、周りの為に努力すれば、うまくいくという思いの裏には、社会への信頼感と同様、少なからず、自分への不信感が潜んでいます。(これに関しては、無い人もいるかもですが・・・)

実はこの二つは表と裏の関係。
だからその答えを焦って出す必要はなのです。
どちらが正しいということではありません。

しかし、こういった二極の悩みから、その奥にある本質的なテーマや潜在化している自意識に気がつくことが出来ます。

僕は成功者ではないので、その答えが私ですという結論を提示することは出来ません。(こう言えたらカッコいい・・・)

しかし、こうして悩みの本質を分解し、その奥に潜在化している無意識に気づきを与えることは出来ます。

自分らしく生きてもいいし、自分を捨てて生きててもいいと思います。
でも大事なのは自分の在り方を見つめることです。
それは自分が生きている物語のテーマに気がつくことにもなります。

揺れ動く二極を一つ上の視点から眺めて、その揺れ動きの本質はなんだ?この物語のテーマはなんだ?と見つめてみるのです。

今回、例に挙げたテーマは「社会への信頼度」というテーマが浮かび上がって来ました。

こういったテーマが浮き彫りになると、なんだかスッキリします。
すると、いい感じで揺れを楽しめる
原因がわかれば、そのストーリーを楽しむだけですもんね!

今回の記事があなたの悩みやモヤモヤを少しでも解きほぐしてくれたら嬉しいです。

最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

参考までに・・・
僕自身が心理学や意識の勉強でとても役立ったのが「エニアグラム」という心理診断です。これは性格診断に使うツールですが、この考えを元に、僕自身は様々な悩みや思考の整理に役立てています。