啓蟄と花粉症
昨年から花粉症デビューをしました。
今年も大変だった・・・
昨年もそうだったけど、鼻がむずむずし出すのが、ちょうど啓蟄の辺り。
啓蟄は大体3月5日頃ですね。
本当、見事にこのあたりから症状が出始めるんです。
啓蟄は土の中で冬眠していた生き物たちが出てき始める頃です。
それと同じくらいの時期に鼻水が出てくるというのも、不思議なのですが、これってやっぱり人間も自然の一部として存在しているからなんだと思います。
冬の間は体内に溜め込むしかなかったものを、体外に出しているのかも知れないですね。
そう考えると春になると花が咲く、そして人間は鼻がでる。
読み方が一緒な、花と鼻も本質的には何か繋がるところがあるのかも知れませんね。
僕の住んでいる出雲地方は冬はいつも厚い雲に覆われ、どんよりしています。
空気感的にも、外より内へ。
隙あらば、温泉に入りたいと思うような期間です。
この時期は溜めている時期、何を溜めているのかは、明確には分からないけど、どうしても溜め込んでしまう期間なんです。
この感覚は出雲地方に長く住んで実感しました。
だから本当に冬眠をしているのかも知れません。
土の中でじっくり栄養を蓄え、温かくなるのを待っている。
そう、冬は待つ時期なのです。
待つことって本当はすごく大切なこと。
待つことは何もしていない訳ではなく、待つことをしているのです。
待つ間に、ちゃんと栄養を蓄え、次の季節への準備をしています。
冬の間は寒さが堪えて辛いけど、ちゃんと待つことをさせてくれる。
自然界がちゃんとそのように仕向けてくれるのかなとも思います。
だからこそ、春が来て、桜が咲いて・・・その喜びは格別!
毎年の花粉症はこれからも続くと思うけど、これも季節の風物詩として受けれることにしました。
今日は出雲も気温が20℃位まで上がりました。
思いの外、鼻も楽になってきました。
GW頃にはきっと全く気にならなくなっているでしょう。
啓蟄と花粉症の関係から自然の一部として生かされていることを感じた次第です。
最近は春と秋が短くなっている気がします。
きっと、すぐ暑い日々がやってくるでしょう。
それまでの束の間、春爛漫を楽しみましょう。