『学校に行きたくない』から『学校に行かない』訳ではない
小学五年生の息子。
最近、登校前に「あ〜学校行きたくないな〜!』と言うことがある。
とても爽やかに言う。
だからと言って学校に行かないわけではない。
結局行く。
学校には行きたくないけど、だからと言って「行かない」という選択をするわけではなく、行く。
もう、行くことを決めているから「行きたくない」って爽やかに言うのだろう。
その姿に親ながら感心する。
僕なら、自分を誤魔化したり、行きたくないと認めないようにしたり、グルグル考えてしまう。
でも、息子は爽やかだ!素直だ!
その息子の姿に、成長を感じる。
自分に正直になる。きちんと自分を表現する。
そして、その後、自分がするべき行動をとる。
それって、なかなか、大人でも難しい。
自分を誤魔化したり、気持ちをうやむやにする方が楽だ。
でも、きちんと自分と向き合って、それを受け止め、その後の行動を決める。
息子が登校して行く後ろ姿を見て、ちゃんと成長しているなと、誇らしく思う。
きっと学校での先生方の想いや友達達とのふれあいが彼を学校に向かわせ、日々の糧になっているのだろう。
そうして、社会で生き、成長していく。
我が家は田舎の小さな町にある。
小学校も全校児童で70人位。
小さな町で、小さな学校で、一人一人が存在を輝かせ生きている。
学校に行きたくないという思いを隠す必要もなくて、でも、行ったら何だか楽しくて、心の赴くまま、振る舞えるこの環境はとても素晴らしいと思う。
「〜したくない」と言える正直さ、自分の気持ちを正直に出せることの大切さを息子から学んだ。
何だかんだ、今日も素敵な先生、友達達に囲まれ、学校で楽しく過ごしているのだろう・・・