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あなたは何タイプ?

自分の性格のタイプ、誰でも一度は考えたことありますよね?
きっと、血液型から自分はこういう性格だとか、思ったり、話したりした経験は誰でもあるでしょう。
よく飲み会や、初対面の人などの会話でも出てくるトピック。
話のきっかけとしては、盛り上がるし、相手を良く知ることが出来ます。

僕は若い頃、この血液型の話が嫌いでした。
理由は当時好んで読んでいた小説家、辻仁成さんのエッセイに「血液型で分けた、性格の話をする人とは距離を置きたい」みたいなことが書いてあって、僕も影響されて、そうだ、そうだと思っていました・・・

人間の性格は顔、型が違うように、それぞれが違って、オンリーワンだ!そして、人間にはそれぞれ無限の可能性がある!みたいにちょっとおかしな方向で性格のことを考えていたかもしれません。(笑)

自分と向き合っているようで、自分と向き合っていなかった。
自分を型にはめていって、それ以上ではなくなるのが怖かった、そんな気持ちが若い頃は働いていました。

そして、もう一つ、自分が置かれた環境でいろいろな性格に変化するということもあり、なかなか定めにくかったのです。
若い頃は色々な仕事をしたので、サービス業は明るく、技術的な仕事は黙々と、業種によって雰囲気も違うので、その雰囲気に合わせていたのでしょうか。

一体、自分は何が向いてる?自分はどんなタイプ?
若い頃は・・・分からなかった。
人から明るいと言われれば、そうかなと思ったり、物静かと言われればそうかなと思ったり。

でもやっぱり、明るいと思われたかった、印象良く思われたい気持ちは強くあったと思います。

そして、だんだんこの「どう思われるか?」「どういう印象か?」という他人からの目を気にしすぎる感覚が自分を縛っているなと思い始めました。
好印象を残したい思いで頑張ってしまうのです。
しかし、こればっかりは相手が決めること。相手の好みもあるし、相手はそれほど、僕のことを考えていないケースなんてざらにあります。

相手に評価される自分を軸にすると、ホント自分って定まりません。

外の世界に自分を投げ込んでしまうような感覚はやっぱりもったいない気がしてきました。

ここです!
『外の世界に自分を投げ込んでしまうような感覚はやっぱりもったいない気がしてきました。』
こういう気持ちになるか、ならないか?
そういうことが、まず大まかに、性格をタイプ分けする上で重要なんだなと思います。

相手に評価されることが喜び?
それとも
自分であることが喜びを?
もちろん、両方得られれば、素晴らしいのですが、どちらに喜びを感じるのかを俯瞰して考えてみたのです。いい悪いではなく。
すると、相手の評価の世界で生きていくことにあまり喜びを感じないタイプだったんだと気付きました。

つまり、外より内向きのようでした。

そう思って振り返ると、何か困ったことがあっても誰かに相談したりせず、自問自答。分からないことは本などで調べる。そういう思考タイプ。
そうして、自分の中で起きていることを、自分なりに解釈する方向で落ち着かせていました。あまり外に働きかけません。

行動⇒感情の動き、気づき(自分はどういう気持ちになってる?)⇒自己理解(何かこういう気持ち、状況のことが書いてある本などないかな?・・・それを元に分析する)

自分を理解し、他人を理解し、社会を理解する。

『分かりたい』『理解したい』
そういう思考回路が無意識に働いていました。

そう思って振り返ると、本を読んでいた時間、ネットで記事や文章を読んでいる時間が一番自然だったなと思います。

でも、そこに気付くのにたくさんの時間が掛かりました。

それは、若い頃あまりにも枠を広げすぎた、漠然と外に自分を預けてしまったからだと思っています。

『何かをやらなければいけない』⇒『何をすべき?』
そのループに嵌りグルグル。

行動あるのみという思いから、行動に表せない自分に苛立ちを感じていました。

何かをやるという行動は、他人にもわかりやすく、影響を与えやすい。
しかし、自分で考えたり、探究することは一人でもできるし、内向きの作業。
それが形になるまで、他人に気づいてもらうまでに少し時間がかかります。
何だか、周りから取り残されていく気がして、そこにしっかり軸を立てられなかったのです。

でも、どう考えても僕は考えたり、理解したりすることが性分にあっていました。

そして、決定打はYouTubeやnote。
たくさんの普通の人たちが、自分の経験や気づき、考え方を表現していました。
普段、日常では何だか独りぼっちな気がしているけど、こうして他にも自分と向き合って、色々なことを調べ、理解し表現している人がいるんだな。

同志はいっぱいいるんだ!安心だ!

そのことが僕の迷いを吹き飛ばしてくれました。

そういう意味では今、たくさんの人が自分を表現し、『do』でも『be』でも色々な人の側面を見ることが出来ます。

例えば自分が気に入ってみるYouTube動画のどこが面白いか、共通点はどこか、など探っていけば、自分のタイプを知ることが出来やすい時代になっています。

そういうことを考えて、自分のことを振り返ると自分のタイプもわかりやすい!そういう人同士で共感を感じやすい!

そういう時代なんだなと感じています。