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須崎市図書館等複合施設ってどんなところ?

こんにちは、すさきのすづくり編集部です。
今回は「須崎市図書館等複合施設」がどんな施設になるのか、設計コンセプトと合わせてお伝えします。


新しい価値観で新しい須崎を創る拠点

須崎市図書館等複合施設は、既存の図書館としてだけではなく、利用者の方ひとりひとりにとって、新しい“何か”を見つけられる出会いの場となることを目指して取組みを進めています。

じっくり本を読めることはもちろん、最新技術に触れられるPCルームや、さまざまな活動ができる貸室やホール、子育て世代が親子で滞在できるキッズパーク等の整備を検討しています。多様な過ごし方が共存できる、新しい価値観で新しい須崎を創っていくための拠点となる施設づくりを行いたいと考えています。

館内イメージ:左手に図書館スペース、右側に集いのスペースがあり、外の広場が見えます。各スペースは壁で仕切られておらず、さまざまな活動が目に入るつくりです。
思い思いの過ごし方が共存できる空間

設計コンセプト「須崎の洲」について

昔の須崎は、武家屋敷や城のある「原」、商業や都市機能をもつ「市」、海と密接な生活の場である「浜」の3つの層を成し、城山を中心に海へと広がる都市構造となっていました。

須崎の「原・市・浜」の3層構造。城山と市のシンボルロードの間に複合施設ができます。

新施設では、須崎市民が潜在的な経験として持っているこの3層の都市構成を建築に取り込むことで、人々と活動・情報をつなぐ場をつくっていきます。

  • 行政機能が集約された「(サポート機能)」

  • まちの機能が集まる「(目的機能)」

  • 海と密接に関わる人々の仕事や賑わいの中心になる「(賑わい機能)」

この3つの層状構成はそれぞれの機能が明確に分かれているものではなく、緩やかな境界をもって各層が連携することで、現代の多様な活動を生み出し、新たな出逢いが生まれる“須崎らしい”新しい建築のかたちになります。

地図上に施設の3層構造を重ねた図。奥四万十をはじめ、周辺からは北の高知自動車道からアプローチできます。まちからは施設南の川端シンボルロードからアプローチできます。児童公園と一体的に整備し、大きなひろばを作ります。北東には城山と避難ルートがあります。

図書館を含む複合施設として、子どもたちの声を許容し、多様な過ごし方が共存できる新しい価値観を「須崎の洲」という設計コンセプトとして位置づけて整備を進めています。

城山から海へつづく須崎のまちに新施設ができたイメージ
記事内のパース提供:須崎の洲PFIサービス

複合施設ができるまでの過程を公開していくにあたって、「すさきのすづくり」を情報発信メディアの名称としました。皆さんの声やアイデアをあつめ、発展・拡大させながら「須崎の洲」が育っていく様子をお届けしたいと思います!

すさきのすづくりロゴマーク。ひらがなの「す」のような、ゆるやかな螺旋状の青いシンボルマークです。

須崎市の公開情報リンク

これまでの取組みについて、須崎市のホームページで経過等を公表しています。