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新5章 SDGs推進宣言を行う

 
①SDGs宣言とSDGs推進宣言
②SDGs推進宣言までの流れと宣言後の実践
③組織内課題のトレードオフをトレードオンにしていく
④SDGsを知る、なぜSDGsが必要なのか
⑤6方良しで考える(6方用紙)
⑥未来良しをバックキャストで考える(ブロックをつかって)
⑦自分たちに必要な力を知る(持ち味カード)
⑧SDGs推進宣言をまとめる
⑨組織内SDGsアンバサダー育成
⑩その後のマネジメント
 
 
① SDGs宣言とSDGs推進宣言の違い
 
SDGsとは誰1人取り残さない世界を実現させると言うビジョンがあります。
「SDGs宣言」になると誰一人取り残さない世界そのものを宣言すると言うふうに捉えられ、私たちサスアカでは誰一人取り残さない世界を作り出すために「SDGsを推進する宣言」と言うふうに認識を分けています。
これにより今の取り組みをSDGsのゴールに紐付けした宣言ではなく、未来に向けてこのような形でやっていくぞと言う意気込みを入れた推進宣言を推奨しています。
 
 
② SDGs推進宣言までの流れと宣言後の実践
 
まずSDGs推進宣言を作る前に、今までの常識の枠を外した感覚になる必要があります。
そのため私たちはゲットザポイントと言うゲームを使って今の世界がどのようなものなのか、そしてSDGsを考えるとどのような世界を作れるのかを体感してもらいます。今までの感覚をそのまま自分のゲームの状況に現れるような形をとりそこで気づいてもらってから顧客を次世代と地球に置き換えなければ持続可能な世界は作られないと言うことを考えてもらい、そこからSDGs推進宣言を作ると言う流れを作っています。
そしてまずはどんな「未来」を残したいのか?レゴブロックを使って未来の幸せな状況を作成してもらい、それを実現させるために六方用紙にどのような「地球」や「売り手」「買い手」「世間」「作り手」にしていくか?と言う流れで作成をしています。
その後、それぞれの理想の状態にするためには、どのように何をやっていくのかと言うことを考え実践していきます。
この時気をつけなければいけない事は経営者の方からのトップダウンではなく従業員の皆さんからのボトムアップで考えると言うことを推奨しています。
なぜなら、経営者の方のみでSDGs宣言を構築し、声高らかに発表した企業から、私たちに「社員に浸透できない」と言う相談が多くあります。しかしボトムアップで作成した推進宣言の場合は浸透させる必要がなくすでに皆さんの意見をもとに作成しているのでそのまま実行に移せると言うメリットがあります。

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