誰と一緒にSDGsを推進するの?
第2章 誰と一緒にSDGsを推進するの?
・関係の質の重要性
SDGsを社内に導入していくには、部署や様々なものを乗り越えて一緒にやっていくパートナーシップというのがとても重要になってきます。パートナーシップと言うのは共通の価値観でしっかりとお互い意見を言い合える関係でないといけません。表面上の付き合いでは真実の意見を言い合うことができないため、お互いの大切にしていることや背景を知ることで相手を知り、意見をやみくもに批判されることがないような安心安全の場、関係にならなければいけないと考えています。
・関係の質とは
関係の質というのはお互いをしっかりと理解しあえているかどうかと言うことです。人間同士のコミュニケーションの質ともいえるかもしれません。関係の質が良くないと信頼して意見交換はできず、いくら長時間話し合っても、お互いのことをしっかり知らないと「こんな意見言ってもいいのかなぁ」とか「反対されちゃうんじゃないかなぁ」とか心配しながらミーティングすることになり、質の高い会議はできなくなってしまいます。会議が良い会議でなければその後行動を起こす内容もしっかりと話し合われたものではないので、結果もあまり良いものが生まれなくなります。良い結果を起こすにはまず初めにお互いが信頼をしあって正直な意見が言える関係の質になってなければいけません。
・関係の質向上
「10回の名刺交換より1回の食事、10回の食事より1回の旅行」が関係の質を向上させると私は思っています。その人のことを理解するためにはただ一緒に顔を合わせると言うことではなく、「子供の頃どのようなことをしてきたのか?」「どのような価値観を大切に人生を生きているのか?」「許せない事はどんなことなのか?」など、その人を形成した背景を知るような対話をしたり、一緒に辛いことを体験したりと様々な方法があります。関係の質を上げる具体的な取り組みとしてチーム全体で関係の質向上に取り組む方法と個人単位で関係の質向上を目指す方法と2つのやり方があります。まずチーム全体の関係の質を上げる取り組みは飲み会、パーティー、社内運動会、チームビルディング研修、合宿、チーム表彰など全員で〇〇すると言う体験が重要になります。個人単位での関係の質を上げる取り組みはコミュニケーション研修、サンクスカードの導入、社内SNSの導入、社内報、表彰制度の導入など。各個人がコミュニケーションを取りやすい仕組みを作ると言うことがあります。コミュニケーション研修の実施は個人がコミュニケーションをとる上で大事なポイントを、一人一人が理解すると言う取り組み、サンクスカードはありがとうの想いをカードで伝えることで精神的報酬を与える、社内SNSはいいねボタンなどで気軽にコミュニケーションをとります
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