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SDGstep 4.0を目指して (三方よしから六方よしへ)

・SDGs時代の企業のあり方
 
最近では渋沢栄一翁が新一万円札になることもあり、改めて「論語とそろばん」や企業理念が見直されています。企業理念に関しては、見直されるというより日本型経営においてはずっと大切にされてきているものでもあります。しかしながら、なかなか浸透していなかったり、少し難しい言葉や時代に即さない考え方になっているものもあるかもしれません。
自分たちの会社や組織が「何のために今のこの世の中にあるのか」と言うのをまずは今一度確認することが大切です。そして経営者側だけで考えるのではなく従業員と一緒に自分たちの使命をしっかりと考えだし、「どんな未来を作りたいのか」「どんな社会を残したいのか」そのために「企業として何ができるのか」と言うふうに考えてもらえれば、稼ぐだけのビジネスに行かないで、世の中のために役に立つ社会貢献をしながら稼ぎ出すビジネスができると思います。
 
・SDGsはがんばっている企業の目印

ここで言っている「頑張っている」と言うのはESG投資に舵を切ったり、サプライチェーントレーサビリティーを見直し整理していったり、社員さんたちが働きやすい環境を整えようとしている企業のことを言っています。ESG投資は地球の事や社会の事、企業のハラスメントなどそういうものがないような企業としての責任を持ち、トレーサビリティーサプライチェーンは原材料がどのように製造され、調達され製品になり消費されて、不要とされるまでのその一連の動きの中で誰も悲しませてたりしていないかどうか、そういう取り組みをしていると言うことです。最後に社員が働きやすい環境と言うのは社内での安心安全な空間でやりがいのある仕事ができているかどうかそれを全部取り組んでいるのがSDGs型だと思っています。そのためSDGsと言うのはがんばっている企業の目印と私たちは言わせてもらっています。
 
・SDGstep 4.0を目指して(三方よしから六方よしへ)
 
私たちが言うSDGステップと言うのは1.0から4.0までの4段階を示しています。まずは今の取り組みをSDGsのゴールと紐付けをしていく1.0です。実はこれはSDGsを推進していると言うことにはならないと考えています。なぜなら今のこの地球環境や社会を作り出したのは今のビジネスと言うことになるからです。そのためSDGsを推進していくのは2.0からだと思っています。この2.0にしていくポイントとして私たちは六方よしこれを謳っています。六方よしは「未来よし」、「地球よし」、「売り手よし」「買い手よし」「世間よし」「作り手よし」の6方で考えていきます。これはSDGsのビジョンである誰一人取り残さないと言う考え方を実現させるための六方よしと言っています。次に3.0と言うのは社会課題に対して新たな取り組みと言う新規ビジネスを創出すると言うことで社会課題解決を新しいアプローチで、ボランティアではなく稼ぎながら解決していくと言う考え方です。しかし新規ビジネスと言うのは新しい取り組みなので「みんな最初は素人」です。そう考えると誰かと一緒に手を結んだほうがより効果的な社会課題解決になります。ここではアウトサイドインと言う考えをもとに共通の価値観を持ったパートナーシップを結んでもらいたいと思っています。最後に4.0は、この新しいビジネスや仕組みをいろいろなところで用いて同時多発的に社会課題を解決できる仕組みをにすると言うことです。ここで考えてもらいたいのは「儲けだけに走らない」、「何のためにやるのか」、「どんな社会を作り出したいのか」そこを考えてもらうためにInside Outというのが大切になってきます。
 

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