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新しいことはみんな素人


ソーシャルビジネスつまり社会課題解決ビジネスと言うのはSDGs 3.0のポイントです。企業において新規事業と言うのは今までやったことがない新たな取り組みになるため経験やノウハウと言うのは、もともとそれをやってきた人からすれば素人同然だと思っています。そうであれば自分たちの強みを活かしながら今までやってきた人の力を借りて共に影響力のある社会課題解決ビジネスを作っていく必要性があると思っています。自分たちだけでやろうとはせず共通の思いを持ったパートナーシップを組んでいただきたいと思います。
 

・問題はパズル型ではなく、ルービックキューブ型

SDGsにおいてトレードオフと言う言葉があります、これはどちらかを大切にするとどちらかに悪い影響を与えてしまうことこれをトレードオフと言います。今まで経済で世界をリードしていこうとすることで環境を破壊してしまっていたり格差社会を生み出したりなどトレードオフが起きていました。それをトレードオンにしていくために経済・環境・社会全てが満たされている取り組みを行っていく必要があります。ある課題があったときにそれを解決しようとした際に別の良くない影響を与えてしまうことがある。そう考えると問題はパズルのピースをはめるように解決することではなく、片面を揃えると別の面に影響を与えてしまうようなルービックキューブ型と言えるのです。
例えば大量に安い洋服を作って販売している企業の事例で、どのように作られているのかを調査した結果、児童労働、奴隷労働、大量廃棄と言うことを行っている工場があり、そことの取引をすぐさま中止した結果、その工場で働いていた子供たちは売られてどこかへ行ってしまったと言うふうに以前よりももっと悪い環境になってしまったと言うことがあります。目の前の問題に手を打つだけではなくそれを行うとその後どのような影響が出てしまうのかそれを考えていくためにルービックキューブ形で考えていただきたいと思います
 

・アウトサイドイン

オルタナ総研が示している、企業が提供しているサービスについて、インサイドアウト(良い商品、サービスはお客さんたちが買いに来る)と言うエリアがあります。その周りにはまだまだ社会課題というのがあります。その社会課題を起点に解決方法を考えるアプローチをアウトサイドインと言います。今までの企業の取り組みから培ってきた経験で解決しに行くと言う時に、自社の力だけでやろうとすることをインサイドアウト(マーケットイン・プロダクトアウト)で考えると言うふうに言っています。私たちは社会課題を解決すると言う考えをまずは中心に置きそこに対して自社ができることまた自社だけでは新規事業は素人のため誰と手を組めばそれが解決できるのかそのパートナーシップを組んでほしいと言うことであえてアウトサイドインで考えると言うふうに言っています。
 

・ライバルさえもパートナー

通常ライバル企業と言うのは自分たちの手の内を明かさず手を組む事はないと思いますが、SDGsにおいては何のためにやっているのか?このWHYで考えるのであれば、人間同士がいや企業同士が攻撃し合うのではなく地球のため未来のためにともに自分たちの強みや共通の思いでつながっていってほしいと思っています。例えばプラスチックの問題が今あります。そのためにプラスチックを極力使わないようにするためにハンドソープを販売している企業同士が違う容器を同じ規格にすることで共通のプラスチックのボトルを使えるようになります。この時もともとはライバルですが思いとしては地球を守っていくプラスチックを少なくしていくそちらの方が大切であると言うことなのです。その共通の思いや価値観でパートナーシップを組むそれはライバルさえも手を組んでいくと言うことになるのです。

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