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リーンスタートアップな商品開発方法とは?

先日、リーンスタートアップ手法用いてソフトウェア設計されている方の話を聴く機会がありました。リーンスタートアップの考え方は、ソフトウェア設計だけでなく、IoT開発にも活かせる内容だと感じました。私なりの、感想、発見、気づきをまとめます。


1. リーンスタートアップとは?

リーンスタートアップとは、下記を本で提唱されている考え方です。

リーンスタートアップとはコストをかけずに最低限の製品・サービス・機能を持った試作品を短期間でつくり、顧客の反応を的確に取得して、顧客がより満足できる製品・サービスを開発していくマネジメント手法のこと。

https://www.kaonavi.jp/dictionary/lean-startup/

赤羽雄二さん著の『決定版 7日で作る事業計画』では、リーンスタートアップが下記の通り定義されています。

(前略)リーンスタートアップ改め、「超高速仮説構築・検証・修正による商品開発」だ。超高速で仮説を構築し、MVPを開発して検証し、必要に応じてMVPを修正することで仮説を検証し、商品開発を進める。

次の章から、心に残った話をいくつか整理します。

2. 顧客の隠れたニーズを見つける

顧客の真のニーズは何か?言語化できていないニーズは何か?解決すべき重要な課題は何か?これを見つけることが大切です。私の場合、隠れたニーズが隠れまま問題を抱えています。。
どうすればニーズを見つけることができるのか。どうすれば仮説構築できるのか。

3. MVP(実証ミニプロダクト)を作る

MVP(Minimum Viable Product)(実証ミニプロダクト)を作り、素早く顧客の反応を知ることが大切です。私の場合は、MVPを作り込みすぎてしまう問題を抱えています。。どうすれば、作り込みたくなる衝動を抑えられるか。。
そもそも顧客が欲しい機能は何なのか?今回のMVPでどこまで試すのか?といった「そもそも」を自分自身に問う必要があると感じました。

4. 顧客に試してもらい仮説を検証する

実際には、顧客との距離が物理的に遠い問題試すことができる時期が限られている問題などもあると思います。
ただ、私自身の経験からも、試してもらうことの価値は大きいと思っており、実際、手戻りの削減、モチベーションの維持、工期の短縮などの効果がありました。遠くても試す!試す日程を先に決め、その日程を目指して開発する!などが有用かもしれません。

5. 中止の決断をする

これが難しいですね。特に時間をかけてしまうと、中止しようにも中止しにくくなってしまいます。中止できない問題をどう解くか?
MVPを作る段階で、中止の判断基準を決めておく必要があると思うのですが、実業務の中で、中止の決断基準をいつどのように定義するか、実例を知りたくなりました。

6. まとめと今後の課題

私自身、この中でも一番重要視したいことは、MVPを早く作ることです。ついつい作り込んでしまい、提案タイミングが遅くなり、辞めようにも辞められないみたいなことになりがちです。。仮説を構築し、仮説検証のためのMVPを早く作り、失敗したとしてもサッと辞めることができる状態が、精神衛生上も良いですよね。IoT開発で参考にしている株式会社ソラコム著の『IoTの知識地図』では、最大でも3ヶ月ほどが良いと書かれていました。

MVPをサッと作る!
MVPを最大でも3ヶ月で作る!
超高速仮説構築・検証・修正による商品開発!

心掛けます。

参考

・購入履歴を見ると10年前に買っているのですが、内容を覚えておらず、、、読み直したいと思いました。

・赤羽雄二さんのこの本にも、事業計画の作り方の流れが具体的に示されています。

・株式会社ソラコム著の下記本の8章に、「IoTプロジェクトの取り組み方」というテーマで書かれています。これも参考になります。


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