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【IoT】技術コミュニティと生成AIが生み出す好循環

生成AIは技術開発分野においても有用ですが、技術コミュニティと掛け合わせることでより好循環を生むと感じています。この記事では、私自身の経験をもとに、技術コミュニティの有用性についてお話ししたいと思います。この記事が、皆さんが技術コミュニティの良さを考えるキッカケとなれば幸いです。


■生成AIの登場で自作IoTシステム開発の難易度が下がった

この記事は自作IoTシステム開発シリーズの一部として位置づけていますが、生成AIは多くの技術開発において有用です。特にプログラミングにおいて、その効果を強く感じています。 私は学生時代にC言語を学び、C言語ベースのArduino言語には馴染みがありますが、Pythonなどの他の言語には苦手意識があります。私のようなソフトウェアエンジニア以外の人がIoT開発をする場合、プログラミング言語の学習に時間を割くことは難しいかもしれません。 ここで役立つのが生成AIです。やりたいことを言語化し、プロンプトとして生成AIに入力することで、プログラムを得ることができます(図1)。

図1. 生成AIの入力と出力

■出力を得るにはキッカケとモチベーションが必要

生成AIが技術開発に役立つとは言え、入力しなければ出力は得られません。
「何を作りたいのか?」
「何を実現したいのか?」

この問いがますます重要になりました。この問いが深掘りできていないと、適切なプロンプトになりません。

■技術コミュニティがキッカケとモチベーションを与えてくれる

そこで重要なのが技術コミュニティです。私自身、技術コミュニティに参加し、講演を聴講したり、技術相談を行ったり、ざっくばらんな会話を通じて、現場の課題解決の方向性を得た経験が多々あります。方向性さえ見つけることができれば、生成AIで深掘りすることができます。

■技術コミュニティやブログでのアウトプットで好循環を

技術コミュニティでキッカケとモチベーションを得て、生成AIで深掘りし実装した次のステップとして、技術コミュニティでのLT(ライトニングトーク)やブログでのアウトプットが有用だと感じます。理解を言語化することで、モチベーションの持続にも繋がります。
2024年1月以降、私は週に1記事を目標にアウトプットしていますが、継続できているのは技術コミュニティの存在が大きいです。技術コミュニティへの参加がモチベーションの継続に繋がり、自分が知らない情報を多く得られるため、アウトプットネタにも困りません。noteの「スキ」のフィードバックも、モチベーションの継続に役立っています(よろしければ、「スキ」のフィードバックよろしくお願いします)。

■技術コミュニティと生成AIが生む好循環

まとめると以下の図の通りです。この3つのステップをぐるぐる回すことで、好循環を得られていると感じます。好循環を自ら生み出すためにも、まずは技術コミュニティへの参加から始めてみるのはいかがでしょうか?

図2. このサイクルが好循環を生む

■参考

・先日、『SORACOM UGと生成AIが生み出す好循環』というタイトルでLTを行いました。本記事は、このLTをキッカケに改めて言語化したものです。実際に技術コミュニティと生成AIによって生まれた実装事例についてもまとめています。

・この記事が技術コミュニティの良さを考えるキッカケとなりました。


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