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究極のアイドル-ファシリティドッグの話

今回は息子が入院しないと知らなかったもしくはだいぶ後にならないと知らなかったであろう、ファシリティドッグ、病院で働く犬の話です。

今も通院で息子がお世話になっている病院にはファシリティドッグが常駐しています。
ファシリティドッグとは闘病中の患者のことを癒し助けることをお仕事にしている犬のことだと理解しています。

常駐していたファシリティドッグはレトリバーなので実際とても大きくて残念ながら入院中の息子にとっては近づくには怖い存在でした。
しかし病棟内にはちょこちょこ来てくれていて、その様子を遠くから見ては可愛いと思いその存在に癒されていたようです。

なので、実際息子にとお願いすることはなく、息子の退院が近くなった頃私もようやくそのお仕事ぶりを間近で見るチャンスを得ました。
触ったり、おやつをあげながら穏やかに幸せそうに過ごす子の姿が印象的でした。
かたや大人しく触られ、ハンドラーに従いとにかく優秀な犬でした。

ファンも多く、ファシリティドッグの院内での需要が多くて突然のオーダーに応えられてないという時に出くわしたこともありました。
ハンドラーさんに患者の子が直接お願いするも、今日はもう戻ってこれないかもーとお断りするという具合でした。

私も面会のための病院通いの中、病院内でファシリティドッグに会えたら何だか一日ラッキーだな、となるくらいすっかりファンになっていました。
そして病院内で会うとき移動中以外はいつも彼女たちの周りに何となく人たがりや、人の笑顔がありました。
もうまさにその存在が究極のアイドルです。

ファシリティドッグについての詳細は以下シャイン・オン・キッズのサイトをご紹介します。放射線治療に向かう子に付き添うなんてこともあるみたいです。


シャイン・オン・キッズでは他にも闘病中の子どもたちが笑顔になるための活動をいくつかされているようです。
入院中気難しいことの多かった息子がそういったプロジェクトに参加することはなかったですが、
プレゼントしてもらった写真のぬいぐるみは息子もとても喜び、入院中のぬいぐるみ洗い替えルーティン(ポッチャマ・ベイマックス・ゲンガー)の中に入っていました。
そして今でも我が家の癒し犬として息子を見守ってくれています。

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