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2024年 ヨーロッパ周遊記②

マルタ🇲🇹→イタリア🇮🇹(ヴェネツィア)→ベルギー🇧🇪(ブリュッセル)→フランス🇫🇷(パリ・モンサンミッシェル)

今回はマルタ🇲🇹についてのレポート。

マルタについて、皆さんはどれくらいの知識があるでしょうか。私は海があることしか知らなかった。
マルタはイタリアの南にある島国で、日本からは乗り継ぎの時間を含め約24時間で辿り着く。本レポでは先人たちが十分に紹介しているであろう飲食店や観光地の紹介は控えめに行い、現地訪問の際に役立つリアルな情報を織り交ぜながらマルタという国を紹介する。

サイズ感としては沖縄本島の1/6サイズ程度で、住民は主に英語を話す。住居は石やコンクリートのような素材で構成されており、通貨は€(ユーロ)で物価は日本とほぼ同じかやや安いくらいの水準だった(2024年5月時点)。少し前までは物価が安い国として人気だったらしい。

まず交通事情についてまとめると、車大国で、バスの交通網もそれなりに充実している。しかし道路は都市計画に基づいて綺麗に整備されているわけではなく、極端に細い道や蛇行する道、道路に窪みがあるような道がしばしば見受けられ、信号が少なく、右左折は主にラウンドアバウト(環状交差点)で行われる。
ルールが整備されていないのか、右左折や車線変更はそれぞれの車がゴリ押し状態で動き回るため、クラクションの音色を頻繁に楽しむことができる。また、道路の1番左側の車線が駐車場(あるいは違法駐車の巣窟)になっており常に1車線潰れた状態で道路が運用されているため、慢性的に渋滞が発生していた。

マルタで車を運転するのはかなりの胆力が必要

バスは前方から乗って中央(または前方)から降りるシステムとなっており、料金は2.5€(約420円)で、乗車時に現金かクレジットカード(タッチ決済のみ)で支払うことができる。この時発行されるレシートは2時間有効で、時間内であればこのレシートを提示することで別のバスにも乗車することができる。ただし、一部の特殊な系統のバス(見た目は同じ)は乗車できないので注意が必要。

発行されるレシート(チケット)

バスの全体サイズは日本と大差ないが、席の配置は少し特殊で電車に近いイメージ。そして運転はかなり荒い。ドアの開閉を巡って乗客と大声で口論する運転手もいたが、マルタでは日常風景のようで誰も気に留めていなかった。車内で電話する乗客が多く、ヨーロッパは全体的にどこでも電話している人が多かった印象がある。
総じてみると、マルタは英語が通じて物価もそれなり、日本人留学生が多い関係もあって現地人の対日感情も悪くなかったように思う。日本では見られないような景色や美味しい食べ物も豊富にあり、日本人との相性も悪くないと感じた。現在は直通便は出ていないようだが、バカンス系のヨーロッパ旅行を志向する方にはお勧めできそうな感じだった。

コミノ島のビーチ。欧米では日焼けに価値があるらしい。

次はLCCを乗り継いで向かったイタリアについてレポートする。

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