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死ぬまでに読んでほしいミステリー小説2冊(ネタバレ無し)

最近知人からおススメされた本で本当に面白かったのでぜひ読んで欲しいです。
私はどちらも図書館で借りました。

①そして誰もいなくなった(アガサ・クリスティー 1939年)
②十角館の殺人(綾辻行人 1987年)

死ぬまでに読んでほしいのは②ですが、①をオマージュしている箇所があるのでエピソード0として事前に①を読んでほしいです。

以下それぞれの簡単な説明をしていきます。

①そして誰もいなくなった

名前くらいは聞いたことある人も多いんじゃないでしょうか。
あらすじは孤島に招待されたゲストの中に殺人犯が紛れこんでいて、童謡になぞらえて次々と殺されていくというストーリーです。
海外の古典もので割とシンプルな王道ストーリーでしたが、最後まで楽しめました。

が、1点気になったのは翻訳の仕方です。
私が読んだ本は登場人物の描写が全て括弧書きで書かれていて、とてつもなく読みにくかったです笑
例えばこんな感じ

A「(顔をしかめながら)何の用?」

B「(上を見上げながら)何でもないわよ」

ひたすらこの形式で会話が続くので、途中から括弧は読み飛ばしていました。
それでもまあまあ面白かったんで、次は原文でちゃんと雰囲気も味わいたいですね。

②十角館の殺人

こちらは当時、ミステリーの新本格ムーブメントという一大ブームを巻き起こしたそうで「名探偵コナン」や「金田一少年の事件簿」にも影響を与えたとか?
(知人はそう言っていましたが検索しても出てこないので真偽は不明)

設定は①と似ていて、孤島に訪れた大学生グループが次々と殺されていくストーリーで、
孤島での殺人事件と本島で起きた別の事件が交互に描かれています。

物語終盤で犯人が判明する描写があるのですが、その時は心臓がバクバクしているのが自分でも分かって興奮が収まりませんでした。
読み終えた後、知人が記憶を消してもう一回読みたいと言っていたのが心底共感出来ました。
とある理由で映像化は不可能と言われていて、小説の醍醐味みたいなものも味わえました。

是非2冊セットで読んでみてください!


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