西オーストラリアを1週間1人でキャンプ旅してきた。(Kalbarri - Perth - Margaret River)
この記事の紹介
2024年8月末から9月頭にかけて西オーストラリアにあるパースを中心にレンタカーを借りてキャンプ旅をしてきた。
思いの外、この筋の情報が日本語でまとまっている情報がなかったため、旅ブログをまとめた次第である。
簡単な自己紹介
旅をしたのは32歳男性独身。普段はしがない会社員を神奈川でしているわけだがANAマイルが貯まっていたので、どこか良い旅行先がないかと探していたところシンガポール航空にて約1万7,000円でパースに行けることが発覚。
工程
あまり自分自身が誰かの工程を見て、そのままマネして計画を立てるタイプではないので詳しくは書かない。
総移動距離はざっくり1,700km。
1日目:パース空港到着昼頃。アウトドアショップに行き、ギアを調達した後、北に向かう。ロードサイドの休憩スペースにてテント泊。0円。
2日目:北進。Yetna周辺の無料キャンプ場にてテント泊。0円。
3日目:カルバリ国立公園まで行った後、折り返して南に戻ることに。
途中に見つけていた寄付金タイプの無料のキャンプ場にてテント泊。0円。4日目:南進を続け、パースを通過してマーガレットリバーに到着。観光地であり、次の日は朝早かったので、ここではホリデーパークの一角にてテント泊。38ドル。
5日目:パースに戻る方向に北進。国立公園のキャンプ場にてテント泊。(本当はレンジャーが15ドル回収に来るらしいけど来なかったので0円)
6日目:パースに向かう形で北進。パース近郊の街のホリデーパークにてテント泊。50ドル。
7日目:次の日のフライトが早朝なのとレンタカーを返さないといけないのでパース空港周辺にてホテル泊。86ドル。
8日目:早朝の飛行機にてチャンギ空港経由羽田に向かう。
というわけで振り返ると、7泊8日で宿泊代は174ドル(ざっくり18,000円)。
北海道とかのキャンプ旅行と比べると高いかもしれないが、海外という要素を含めればまあまあな気がする。
概要ビデオ
道中に、動画をたくさん撮ったので気になる方はこちらのYoutubeを参照。
How to
渡航前に用意したこと
日本でもアウトドア旅を多くしているが、正直計画を立ててもその通りにはいかない。行き当たりばったりの方が好きである。
とは言っても、空港に着いたらとりあえずパースから北の方向に向かって、時間があったらパースの南も行こうとは事前に考えていた。
レンタカーはNo birdsという会社のレンタカーを使った。最低限の保険は入ったが任意でさらに加入するような保険には入っていない。それで7日間で約38,000円、安い。
※レンタカーを借りる際にパースから一定距離以上の場所に行くのであれば150$かかると言われた。北に行くとその一定距離を越えることは明確だったのでとりあえず黙っておいて、そんな遠くにはいかないということで支払いはしなかった。(実際Kalbarriまで行ったのでルール上の距離は超えていたが、レンタカー返却時に請求されなかった。GPSとかで確認されてるかと不安に思ったが、無駄な心配だったようだ。)
キャンプサイトの探し方について
国立公園のキャンプ場
渡航前はこの方法でなんとなく考えていたが、結局一度だけしか利用していない。諸々は、こちらのリンクを調べればわかるが、国立公園には入場料がいる。そしてキャンプ場も事前予約をしないといけないところが多い。(当日チェックインした順で、予約なしで行けるところもある)有料アプリ:WikiCamps
羽田空港の待ち時間で調べていたら見つけたアプリだが、正直このアプリがなかったらここまで安く効率よくキャンプ旅はできていなかったと思う。
インストールに1000円かかるが優秀な地図アプリでありキャンプ場、シャワーなどが掲載されている。なお、野宿はNG(らしい)。
Wikicamps
飯(キャンプと言えばBBQだが、、)
ポイントを上げるとしたらこの3つ。
一人にしては売ってるものの量が多い。
肉は何食っても美味い
ワインもビールももちろん美味い
おそらくキャンパーの楽しみの一つは飯だと思う。
自分は唯一、現地のアウトドアショップで買ったのはガスコンロ。普段日本で使っているものは持っていくのも重いし、ガスは機内持ち込みも預け荷物もNGなのでこれだけは現地調達の必要があった。
アウトドアショップでは確か40ドルくらいでガスコンロが買えたのでこれを使って調理は行った。
ただし、難点は昼飯のボリュームが多すぎて夜そんなにお腹が空かなかったこと。笑
ハンバーガーやフライドポテトが美味しすぎるし、その量が日本人からするとMサイズがLLサイズなので、1日の中で何をどう食べれば夜、キャンプ場で肉を焼いて食えるかの調整が必要であった。
オーストラリア人は皆、アウトドアプロフェッショナル
日本のキャンプスタイルはオーストラリアでは小さすぎる。
これは考えさせられるトピックの1つである。
日本でのキャンプと言えばテントだし、ファミリー4人が入れる大きいテントなどもあるが、何せ私が使っていたのはプロモンテの1.5人用テントだ。
一方、オーストラリア人のキャンプと言えば、車に牽引するタイプのキャラバンやトレーラー、テントといってもランクルとかの上に乗っけるタイプのテントだったりする。
なので、私は一体何をこんな小さいテントで壮大なオーストラリアを旅しているのかと、少し惨めな気持ちになったのは否めない。笑
いつかは、キャラバンを借りて時間をかけてオーストラリアを旅したいものである。
日本から持っていたキャンプギア
60L backpack
テント:プロモンテV27
シャツ:メリノウール長袖および半袖一着ずつ、モンベル長袖1着
パンツ:山と道5ポケットライト、登山用ロングパンツ
雨具:上下 Teton bros(出番なかった)
下着:ユニクロ4着、メリノウールソックス4足
シュラフ:ISUKA Air plus 630
シュラフカバー:SOL
インナーシュラフ:モンベル
スリーピングマット:Rab ULTRA SPHERE 4.5
折りたたみピロー:Nordisk
ヘッドライト:Black Diamond
ライト:Carry the sun (小)
チェア:Helinox
料理道具:フライパン、ポット(エバニュー)、割り箸、ポリ袋、携帯用トイレ、オピネルナイフ、コッヘル(300ml)、スポンジ
これらは全て合わせても60Lバックパックに入れて1泊2日テント泊が行けるレベルなので、その感覚がある人はそれを持っていけば良いと思う。
その他の役立つ情報
トイレ:割と至る所に公衆トイレがあり、清潔なので苦労はしない。トイレットペーパーもないからできない、というところは幸いにもなかった。
シャワー:先述したWikicampが役にたつ。トイレと同じくシャワーを浴びれるトイレが多数ある。しかし、多くは冷水のため温水シャワーを無料で浴びれるところを探すのには苦労する。無料キャンプ場には付いているところはなかったので、そこが唯一の難点であった。
汚いかもしれないが最初の3日はシャワーを浴びていない。それでも日本と違い気温が高くても湿度が低いため気にはならなかった。よっぽど日本での1泊2日の登山の方がジメジメしてシャワーを浴びたい感覚になる。ゴミ捨て:至る所にゴミ箱があるため大変ありがたい。キャンプで使用したゴミや買い食いしたゴミは基本的に簡単に捨てられる。
蚊:日本のものと比べて、彼らはとてもアグレッシブであり刺されると結構腫れて痒い。虫除けを持っていっても意味はないだろうから、ステロイド入りの痒み止めを持っていくことをお勧めする。アグレッシブな分、動きが遅く、手で簡単に仕留められる。
ガソリン代:移動距離が多かったためかなりの支出額になった。
アウトドアショップ:ANACONDAとKatmanduは欠かせない。
そのほかにも必要な情報などがあれば質問コメントください!(てか、コメントできるの?)
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