見出し画像

ゲームレビュー 備忘録 第1弾 「進撃の巨人」(PS4版)

今までトロコンまでやりこんだゲームを備忘録としてレビューしていこうと思います。
備忘録なんて言ってますが、要は
「今までやったゲームレビュー」です。
第1弾はps4版の「進撃の巨人」。

クリア時間→20時間

トロコン時間→110時間


発売当初の頃は「操作が難しい」と言われていた本作ですが、正直、身構えるほど難しくは無かったです。
ただ、図鑑のコンプリートや全ミッションクリアなど、やり込みしようとなると、途方もない時間が消えていきます。

軽くまとめると、
トロコンまでやり込まない場合、
不満という不満は無かったゲームでした。

進撃の魅力的なキャラを操作できるのも、
本作のいい部分ですね。

では、それぞれ戦闘面、システム面、サウンド面の3点からレビューしていこうと思います。

1、戦闘面

ざっくりまとめると、仲間の護衛や指定された地点に向かうなどのミッションをこなしていき、
最後に出てくるボス巨人を倒す。

という形式で進んでいきます。

ミッションの難易度もそこまで高くなく、
かといって優し過ぎず、程よい難易度に仕上がっていたと思います。

戦闘のメインとなる巨人戦に関しては、
原作さながらの立体機動とブレードを駆使した
スピード感溢れるバトル
が見事に再現されていて原作好きな自分は、とても楽しめました。

「色々な攻撃手段があり、プレイヤーの創意工夫で様々な戦い方が出来る」
ゲームというよりかは、
「群がる敵を手軽な操作で薙ぎ倒していく」
ゲーム
といった感じですね。
似た作品だと「無双シリーズ」が該当するでしょうか。

しかし、作中内では特殊ボスとして登場する
知性のある巨人(超大型や獣など)との戦いは
無知性巨人との戦いとは少し違い、
その巨人ごとの特性を考慮した戦い方をする必要があります。(例えば、獣の巨人は体毛で攻撃が通らないので、火炎瓶で体毛を燃やしてから攻撃するなど)
ただうなじを殴るだけでいい雑魚巨人と違って
緊張感があって個人的には面白い要素だったと思います。

2、システム面

ゲーム全体の流れとしては、エレンやミカサなど、ストーリー内に登場するキャラ10人の内、
好きなキャラを操作して

進撃モード→原作のストーリーをゲームとして追体験するモード。

壁外調査モード→「壁外調査」というサブミッションを攻略することで、大量の強化素材や
報酬を入手するモード。

2つのモードを攻略していくという構成。

進撃モードでは、原作には無かったキャラの日常や意外な絡みを見ることができて、
ゲーム化したからこそできるキャラの掘り下げは買ってよかったと思わせる出来でした。

反面、原作を知ってるとストーリーの展開が分かってしまったり、同じような内容のミッションが続いて、少し飽きがきてしまっていたのが
気になった点。

前者はまだいいのですが、後者の問題に関してはかなり深刻でやり込もうとなると
作業感が出てきてしまうんですよね。

ちょっと原作とは違う路線に行きそうですが、
もう少しゲームならではの色んな戦い方があっても良かったと思います。

(続編となるゲーム「進撃の巨人2」では
ここら辺がしっかり改善され、色んな戦い方ができるようになっています!)

壁外調査モードについては、メインストーリーの
「進撃モード」と関わっており
壁外調査はストーリーと絡みはしないものの

「次のストーリーを見るのに壁外調査を
このミッションまでクリアしないといけない」


というようにストーリーの進行条件になっているパターンが多く、壁外調査の6割程度は
進撃モードと同時進行で攻略する作り
になっています。

この「ストーリーを進めるためにやる壁外調査」の数がまぁ多く、
早い人はここで「飽き」が来てしまうかもしれません。そのため、大砲を使って巨人を倒したり、
操作キャラを変更するなどしてプレイ法を工夫すると、飽きずに続けられると思います。

しかし、色々工夫して敵を倒しても、
結局もらえる報酬は普通にプレイした時と変わらないかそれ以下になってしまうんです。

どうせなら、大砲で倒したらもらえる素材が
倍になったりするなど、工夫して倒すことに
美味みをつけて欲しかったですね。

次に、やり込み要素について。
本作のやり込み要素は主に

Ⅰ.1周目クリアで挑戦できる最高難易度「真進撃モード」のクリア

Ⅱ.壁外調査(サブクエスト)の制覇

Ⅲ.図鑑コンプリート


の3つ。トロコンまでやり込むとなると、
Ⅰ、Ⅱ、Ⅲの全てを達成する必要があります。

この内、Ⅰの真進撃モードのクリアと
Ⅱの壁外調査の制覇はそれほど大変では
ないのですが、
図鑑のコンプリートは本当に大変。

図鑑コンプのためには全装備を集める必要があるのですが、全て集めるには

1.膨大な量の資金

2.真進撃モードのクリア
(このモード限定の素材があるため)

3.膨大な時間

の3つが必要になります。 クリア時間が25時間なのに、トロコン時間が110時間もかかっていたのはこれが原因。

特に1の資金不足が深刻で、自分の場合は

1.「救済要素として追加された有料DLCのお金稼ぎミッション」

2.「ミッションクリア時の報酬が増えるキャラである「クリスタ」」

この2つを併用して、トロコンまでに
お金稼ぎだけで70時間持っていかれました・・・。

限界まで効率よく稼いでこれなので、
有料DLCのクエストを買わない場合、
トロコン時間はもう数百時間伸びる
と思います。

これに、上で述べた
「似たミッションが続いて飽きやすい」
が重なって来るわけです。
なので、少なくともトロコン目当てで購入するゲームではないと思います。

3、サウンド面

流石に「紅蓮の弓矢」や「自由の翼」が聞けるわけではありませんが、アニメ内で流れた
BGMはゲーム内でも流れます。

さらにBGMはストーリーをクリアすれば、
図鑑でいつでも聞ける仕様。
要はストーリーをクリアするだけで
アニメ「進撃の巨人」のサントラが手に入る
ようなもの。
そう考えると結構太っ腹だなぁと感じますよね。

ちなみに筆者はアニメ内でミカサのテーマとして流れる「DOA」が1番のお気に入りです。

総評

システム面のところでは結構な酷評をしましたが、それはあくまで限界までやり込もうとおもった場合。
ストーリーモードをクリアするだけなら、
程よいボリュームに戦闘の爽快感もあって
巨人を倒したり、立体機動で飛んでるだけでも
非常に楽しめる作品だと思います。

実際、自分もトロコンまで続けられたのは
雑魚巨人を倒すときの爽快感が心地よかったから
なんですよね。

立体機動装置で自由自在に動き回り、
次から次へと巨人を薙ぎ倒していくのは
確かに中毒性がありました。

「楽にトロコン出来るゲームないかなぁ」
という方にはオススメ出来ませんが、

「なんか面白いゲームないかなぁ」
という方には十分オススメ出来る作品
です!

進撃ファンはもちろんのこと、爽快感溢れるアクションゲームを探している方はぜひプレイしてみてください〜!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?