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シングルガラスの窓をペアガラス構造にして断熱&結露対策(1)

窓付近が寒い

マンションは気密性が高く、壁や窓に断熱効果のある処理がなされていれば、かなり光熱費が抑えられると思います。近年ペアガラスを使った窓を使用している家やマンションが多いですが、築22年の我が家のすべて窓はシングルガラスで、冬場は窓付近が明らかに冷えており、毎朝窓ガラスが結露していました。

窓に空気の層を作る

ペアガラスは、空気の層により熱伝導率を下げて断熱効果を上げます。この構造をシングルガラスで実現するために断熱シートなるものが色々と売ってます。

プチプチシートもその効果がありますが、透明な状態を維持することができません。透明なシートを窓枠にうまく貼れば空気の層を作りながら透明な状態を維持できます。

試しに、はめ殺し窓(130cm × 100cmくらい)に、透明のビニールシートを5cmくらいの空気層ができるように貼ってみました。結果、結露することがなくなり、その付近の冷気もそれほど感じなくなりました。問題は見た目だけです。

滑り出し窓の断熱

断熱効果と結露防止が確実であることが判ったので、次にリビングの滑り出し窓に処理を施します。この窓は普段目にするので見た目も良くするために、「ニトムズ 窓ガラス 超透明 断熱フィルム 簡易二重窓」を使いました。

このシートは窓枠に両面テープで貼り付けます。貼っただけでは波打っているのでドライヤーで満遍なく温めるとピンと張ってきれいになります。我が家の滑り出し窓の場合、15mmくらいの隙間の空気の層ができます。

効果

初めに試したはめ殺し窓は、ベランダの内側の窓でしたが、この滑り出し窓は外壁にあるので結露も多かったのですが、シートを張ったあとは、この記事を書いている今、外気温3度、室温18.5度、湿度56%のときに、下側5cmくらいが曇る程度にです(ちなみにエアコン等の暖房器具は点けていません)。結露が少なくなったので当然ながら冷気も以前と比べてかなり低減しました。

窓枠の結露

結果として窓ガラスの結露は抑えられましたが、窓枠のアルミ部分は相変わらず結露します。ちょっと見た目がきになりますが、結露防止グッズとしてはこのようなものがあります。目立たないところに貼ってますが、効果はあります。

今日紹介したものは、断熱グッズとしてはおすすめです。

次回は、120cm × 230cmくらいの固定窓ガラスの断熱対策を紹介します。

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