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津波と火災で町が壊滅した吉里吉里の小学生が、地元の魅力を伝えるため、よしもと芸人とCM制作。『沖縄国際映画祭2012』へ(岩手県・吉里吉里小学校)

Support Our Kidsは、吉本興業「よしもとあおぞら花月」と連携し、震災直後の被災地・岩手県大槌町(おおつちちょう)の吉里吉里(きりきり)小学校で「地元の魅力」をテーマにしたCM制作の授業を実施。翌春に、沖縄映画祭「JIMOT CM COMPETITON」で発表するというプロジェクトを行いました。

【震災被害】 3.11と岩手県大槌町

江戸時代から水産業が盛んな土地だった大槌町。町の大半の人々が暮らす海沿いの地域に面した大槌湾には、 人形劇『ひょっこりひょうたん島』のモデルといわれる蓬莱島(ほうらいじま)も浮かぶ、風光明媚な町でした。
震災によって発生した津波は、そんな町の大半をほぼ壊滅させ、町庁舎にいた町長をはじめ、 多くの職員も行方不明となり、行政機能は麻痺。その後の火災によりさらに被害は広がり、数日の間、町は外部から孤立した状態になりました。
出典:NHK東日本大震災アーカイブ


高台の吉里吉里小学校

吉里吉里小学校は、高台に位置していたことが幸いし、津波の被害を免れ、児童・教職員の人的被害は皆無でした。(しかし、家族が犠牲になってしまった児童・教職員は多数)
出典:吉里吉里小学校、避難所運営の実態と教訓

吉里吉里小学校

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【沖縄国際映画祭へ】 CM制作開始!
〜吉里吉里には、誰も知らない世界一がある〜

「大槌町や吉里吉里の良さ」を子どもたちが考え、魅力発信のCMづくりに挑戦しました。地元への社会貢献、そして、国際映画祭への出品という大きな目標をもたせることで、チャレンジする精神力や仲間とのコミュニケーション能力を育みながら、大きな達成感を体感しました。

スペシャルゲストは、SMAPの作詞家・森浩美先生。

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佐藤校長のご挨拶、黒渕先生の趣旨説明で始まりました。

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よしもと芸人のアンダーエイジの2人は、数ヶ月に渡り、吉里吉里を訪問。
ネタを見せて子どもたちを笑わせながら、たくさんのアイデアを引き出してくれました。

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吉里吉里(きりきり)という特徴的な響きのある町の名前を広めたい!という想いが詰まった作品を制作。

子ども達の想いを汲み取った森さんからの

「″キリキリ”という言葉の響きに合わせて、これからの吉里吉里を担っていく自分達の特徴を擬音で表現してみよう」

とのアドバイスを受け、子ども達は、自分達の特徴を擬音で表現。

「夢や希望がある僕たちは "キラキラ" している」

「いつも、元気な私たちは "ノリノリ" だ」

「元気でいるために、たくさん "モリモリ" 食べている」

キリキリというまちの響きに合わせて、子ども達は、自分達の特徴を、たくさんの擬音で表現し、CMのキャッチコピーに使用しました。

BGMには、同じく響きからインスピレーションを得た「キラキラ星」をリコーダーで合奏!

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そして、非常に特徴のあるCMが完成しました!

【子どもたちの作ったCM】  『キラキラで、ノリノリで、モリモリの吉里吉里』

吉里吉里小学校の子どもたちが制作したCMがこちら

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LAUGH & PEACE!


ご支援ありがとうございます!いただいた支援金は、被災した子ども達の自立支援活動に充当させていただきます。どうぞよろしくお願い致します。