【不登校】子どもの「得意」の見つけ方
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【今日のサポショウ日記】
5年生のタクヤ(仮名)は、不登校です。
週に1〜2回、学校内にある適応指導教室に通うものの、そこでは集中して勉強に取り組むことができていない様子でした。
そんなタクヤは、勉強に強い苦手意識があり、
さらに気分のムラが大きく、うまくいかないことがあるとすぐに不機嫌になってしまうことがあります。
しかし、最近は苦手な算数に挑戦し、少しずつレベルアップしていました。
ただ、苦手にばかり向き合うことは誰だって疲れます。
今日はそんなタクヤに、改めて得意を実感させて自信に繋げることを目標にサポートしました。
【けんしょう先生の今日のミッション】
今日の僕のミッションは
タクヤに「自分には得意分野があることを改めて実感してもらう」でした。
実はタクヤ、国語の音読や、英語の発音がとても上手なのでした。
それは以前からたびたび本人に伝えてはいたのですが、
苦手な算数に向かう時間が長くなると、どうしても意識がそこに流れてしまいます。
苦手と得意のバランスを取りながらサポートしているつもりでも、場合によっては苦手の克服に時間を割かなければいけないときもあります。
そうなるとタクヤの「やっぱり勉強ってきついな・・・」という気持ちが強くなってしまうのです。
だから今日は、得意な音読や英語で、タクヤが楽しく生き生きと学べるようにサポートすることにしました。
【自信を育む個別サポート】
とは言っても、まずは前半にいつも通り苦手な算数をしました。
これまでの努力もあり、最近は算数も伸びてきたタクヤ。
今はわり算の筆算にまで挑戦できるようになってきました。
でもまだまだ挑戦したばかり。
タクヤ本人は「はぁ〜わり算かぁ〜」という感じです。
しかし、そこはいつも以上に短い時間でギュッと集中してサポートしました。
もちろん最後は
「わり算もできたじゃん!すごいよタクヤ!」
「だって思い出してよ、前はかけ算九九も難しかったんだよ」
「今、わり算もできたってホント成長してるよ!」
と、これまでの成長をふり返りつつ、今日もやり切ったタクヤをたくさん褒めました。
そして、少し休憩した後に、ミッションスタートです。
まずは国語の音読。
僕はタクヤにこう伝えました。
僕「タクヤ、このお話めっちゃ感動するから、ぜひタクヤの上手な音読で聞いてみたい!」
この声かけには以下の2つのポイントがあります。
1つ目は、相手に読み聞かせるという音読の目的を定めてあげたこと
2つ目は、「タクヤの上手な」という言い方で、気分良く自信をもって読んでもらうこと
タクヤは、おだやかな表情で読み始めました。
やはり先ほどの算数の時の表情とは全然ちがいます。
得意なことになると、子どもは生き生きと学習に取り組みます。
読み終わると
僕「マジ感動した!タクヤ、音読の力を将来の仕事とかに生かせそうだよ!」
と伝え、さらに自信がもてるような声かけをしました。
次に英語のワークをしました。
タクヤは英語そのものは決して得意ではありません。
むしろ苦手です。
しかし、英語アプリの音声を真似て発音することに関しては、ものすごく上手なのでした。
なので今日はとにかくそこだけに焦点をあてて褒めました。
「タクヤ、やっぱり英語の発音もめっちゃ上手だよね!」
「さっきの音読もそうだけど、とてもスムーズで聞きやすいよ!」
「タクヤ耳がいいのかなぁ。ホントすごいなぁ!」
と、先ほどの音読のことも含めてとにかく褒めまくる作戦にでました。
そして、あっという間に90分間の授業が終了しました。
【今日のふり返り】
最後に自分の得意をたくさん実感し、ニコニコと帰る準備をするタクヤ。
お迎えのお母さんに最初に放った言葉がとても印象的でした。
タクヤは満面の笑みでお母さんに
「わり算マジむずかしかった〜!!」と言ったのです。
((おいタクヤ、音読と英語のこと言わんのかい!笑))ではなく、
この発言は、前半は集中して苦手に向き合い、後半は得意を生かした今日の授業が、タクヤにとっては90分間まるまる充実した時間だったことの現れです。
最後に得意をどんどん伸ばして自信を積み重ねたことで、前半の算数でさえ、頑張った達成感を感じていたのでした。
保護者のみなさまへ
これは何度もお伝えしていますが、子どもに自信をつけるためには、苦手の克服よりも、得意を伸ばすほうが絶対に効果的です。
そして、その「得意」とは、「国語が得意」や「算数が得意」など、教科で捉えるのではなく、「国語の音読が得意」「算数の計算が得意」など、全体ではなく部分に目を向けると、お子さんの得意がより具体的になります。
また、得意なことが増えるかもしれません。
例えば、「算数は苦手」と見てしまうとそれまでですが、
「文章題や計算は苦手だけど、図形だけは得意!」というように、今まで気付けなかったお子さん得意を見つけて伸ばすことができることもあります。
さらに、タクヤのように教科は関係なく「声に出すことは得意」「耳で聞くことが得意」のような「得意の繋がり」「得意の広がり」も発見できるかもしれません。
子ども達がいつか社会に出ていく時、学力や技術が全般的に平均ぐらい、平均より少し上というよりも
ある特定の知識や技術がずば抜けて得意という方が、本人が道を切り拓いていくときの強みになることだって十分に考えられます。
親御さんは、ついつい苦手の克服にばかり目がいきがちですが、得意を伸ばす視点でお子さんを見ることで、新しい発見があるでしょう!
お子さんが人生を力強く切り拓いていけるように、勇気と自信を育んでいきましょう!
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