1500文字で語る”エコーチェンバー現象”とは?
さまざまな情報が行き交う現代。
特にコロナ禍が始まってからは、ネガティブな気持ちになるようなニュースも増えてきているように感じます。
ヤフーニュースのコメント欄なんかもたまに見るのですが、すごく感情的になっている方が多く見受けられる気がしています。(じゃあ見るなよって感じなのですが、気になってチラ見しちゃうんですよね。笑)
そんな現代ですので、「これは知っておくといいな。」と思ったことを今回は共有させていただきます。
それが、”エコーチェンバー現象”です。
エコーチェンバー現象(エコーチャンバー現象、Echo chamber)とは、
自分と同じ意見があらゆる方向から返ってくる「反響室」のような狭いコミュニティで、同じような意見を見聞きし続けることによって、自分の意見が増幅・強化されることを指す。ツイッターなどのSNSや、インターネット掲示板など「同じ趣味・思想の人とつながることができる」場で起こりやすい。
という現象だ。(上のサイトの一部引用)
簡単にまとめると、
ツイッターやニュースサイトなどで、"自分にとって都合の良い情報"ばかりを見聞きした結果、「その情報が正しい」という思い込みが強化されることです。
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先日びっくりしたことがあったのですが、仕事関係で一方的にワクチン接種できるよう根回しされていることがありました。
※ちなみに私は、ワクチン推奨派でも反対派でもなく、中立の立場で最新のデータの信憑性を判断しつつ様子見してる状況です
彼としては、「職場のみんなが安心して仕事できるようワクチン接種を行き届かせることが正しい!」と思っての行為だったと思うのですが、
「もう少し様子見しよう。」と決断していた私としては、寝耳に水と言いますが、突然のことにちょっと驚いてしまったのでした。
これはまさしく、”エコーチェンバー現象”で、
彼は「ワクチンは自身も他者もウイルスから守るために必要なもので、みんな打つべきだし、打ちたいものである」という系統のニュースや記事に囲まれた結果、
それ以外の考えは及ばないもので、反対派や様子見派が存在するなど考えもしないような感じだったのでした。
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ちょっとワクチンを例に出してしまったから「様子見なんて何を甘っちょろいことを!」とお怒りになる方もいらっしゃるかもしれませんが、
ここで私が言いたいのは、「個々人が受け取る情報には偏りがある。」ということ、そして、「その偏りの差は年々広がっている。」ということです。
昔は情報源がテレビやラジオくらいで、ある程度統一されていましたが、
超情報社会の現代では、情報源は無数に存在します。
大事なのは、"自分が得ている情報は偏っている可能性がある"と常に認識し、
異なった考えや情報を知り得た時に、「そういう見方もあるんだな。」、「そういう考え方もあるな。」と、即座に否定せず、認め、受け入れることだと思います。
noteなんかも実にクローズドなSNSであり、フォローする人を変えれば入ってくる情報はガラッと変わります。
大事なことなので2回言いますが、"自分が得ている情報は偏っている可能性がある"と常に認識することが大事だと思います。
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私自身、自分が得ている情報や考えは常に偏っている可能性があることを意識し続けていきたく、自身への戒めも込めて”エコーチェンバー現象”について書いてみました。
大事なのは、「自身の意見が絶対に正しい。」と押し通すことではなく、他者の考え、判断を認め、受け入れることだと思います。
そのためにも、根っこには”エコーチェンバー現象”が絡んでいるかも?というお話でした。
ご参考になれば幸いです。
おじゅん
ありがたいですがサポートはお気持ちだけで大丈夫です。ありがとうございます。