腕の疲れを克服する・実践編

腕です。
テレワーカー・オフィスワーカー向けに書きます。

腕は頭・目と神経的に近い部位です。
腕が疲れれば頭も疲れ、頭が疲れれば腕も疲れる。
そう覚えてください。
頭と目のケアは、別記事を参照のこと。

1.両腕をまんべんなく使う
PCのマウスやスマホを使う際、両手で使ってください。
マウスでなくても、USBタッチパッドやペンタブレットでもいいです。
とにかくPCユーザーは、両手分の入力デバイスを用意します。
重要なのは「負荷分散すること」なので。

私は右に左手用エルゴマウス、左にタッチパッドを置いています。
左手用マウスは練習すると、右手でもクリックできるようになる。
人差し指を外側に押し出すようにつまみます。
するとクリックする筋肉に、微妙な違いが出ます。
こんなアブノーマルな使い方をしているのは、日本で私だけだと思っています。

さらに右と左のデバイスは、定期的に入れ替えることをおすすめします。
もちろん筋肉の使い方を微妙に変えるためです。

また、利き手が固定されると、負荷が偏るだけでなく、身体がねじれていきます。
同じ方向への偏った出力が、習慣的になるためです。
左右均等に細かい動きを練習することは、ねじれの防止法になります。
テレワーカー必須技術です。

2.肘湯する
45度前後の熱湯に約4分、両肘まで浸けます。
時間になったら上げてみて、まだらに赤い方は血流が悪いので、さらに1分浸けましょう。バランスがとれます。
容器は百円ショップやホームセンターで売っている、ランドリーバスケットがいいです。500円ほどと安くて耐熱温度も十分。

3.手首足首を振る・回す
手首と足首は、骨盤と関係の深い部位です。
腕が疲れると、実は手首も足首も硬くなります。
また、腕が疲れるオフィスワーカーは高確率で目も疲れているので、骨盤が倍速で硬くなります。骨盤と目の緊張が、連動しているためですね。
全身の関連部位を総当たりケアすることで、疲労は数分の1まで減らせます。

4.肩甲骨を回す
肩甲骨の可動域は、実は視力と関係があります。
目の神経配線が、肩甲骨まで伸びているためです。
目のケアと腕のケアをするために、水泳の背泳ぎや、クロールの腕の動きをするのがおすすめです。とにかく肩周りを動かします。
頭・目・腕の血流が改善します。

まとめると、「全身の関連部位をちょこちょこと調整する」ということになります。
一カ所だけを調整しても、現代人の身体はなかなか変わりません。
それだけ疲労が偏っている。
それよりは関連部位を複数攻めた方が、一カ所だけをやるよりも、効果が目に見えて上がります。
いつも施術でやっていることをセルフでやると、以上のような方法になります。

テレワーカーのみなさん、健闘を祈ります。

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